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セオドア・ルーズベルト『成功とは、どうやって人とうまくやっていくかを、心得ていることである。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

まずは『成功』への認識の問題だ。まさか、金を多く持った人間が成功と思っているわけではあるまい。地位や名誉だと思っているわけでもないだろう。いやしかし、この時点で実に多くの人間が出鼻をくじかれ、(では一体なにが成功だと言うのか)という雰囲気が漂っているはずだ。だが、よく考えればわかるはずだ。武器と麻薬と人身売買で大金を稼いだ人間が『成功者』なのかどうかを。汚い手口を使って家族を売って、人を裏切り、陥れ、賄賂や殺人、それら歪曲した手段を取って地位と名誉を手に入れた人間が『成功者』なのかどうかを。

 

だがしかし、そういう『表層的な成功』の場合でも、『実質的な成功』の場合でも、そのどちらでもこの言葉は当てはめることが出来る。ジョン・ロックは言った。

 

そこにも書いた、村上龍の『無趣味のすすめ』にはこうある。

「弱い絆」と「強い絆」という二種類の人的ネットワークがある。「強い絆」のネットワークというのは、家族や恋人や親友、それに職場の仲間など、ほとんど毎日顔を合わせる人たちだ。「弱い絆」の関係はさまざまだが、平均して年に一回から数回会って食事をしたりして、たまにメールをやりとりして、お互いの無事を確かめ合うという程度の付き合いを言う。

 

アメリカのNYで行われたある調査では、低所得者層の人間関係はほとんどすべてが「強い絆」だったらしい。家族や親しい友人や恋人、それに職場の仲間以外には人間関係がないということだ。それに比べて先端企業で働くエリートたちは、「弱い絆」の人間関係を多く持っていたのだそうだ。「浅い付き合い」の友人たちだ。プライバシーに立ち入ることはなく、情報をやりとりする。仕事に有用な人脈という場合、おそらくは「弱い絆」の人間関係ということになるのだろう。

 

表層的な成功を考えるとき、人付き合いとその絆の深さはどうあるべきか、それについて理解できたはずである。では、実質的な成功の場合はどうだろうか。

 

ブッダは言った。

ブッダ

 

『天上天下唯我独尊』だと。これは、『自分はこの世で最も崇高な、神なのだ』という意味ではない。

 

『この世に自分という存在はたった一人しかいない。唯一無二の人生を、悔いの無いように生きるべし。』

 

という、真理を突いた言葉なのである。人間に本来、勝者も敗者もない。この多岐にわたる多様性と環境の差異の中で、そもそも、人と比べて競争する発想自体が、間違っているのだ。人からどう見られるか、何と言われるかを気にせず、自分の人生を生き貫く。それが出来た人間は皆、成功者なのである。

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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