名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
『我々が第一に戦わねばならぬ厄介な敵は、我々の内部にある。流れに逆らおうとしたところで無駄なことだ。流れのままになっておれば、どんな弱い人でも港に流れ着くものだ。』
ヘルマン・ヘッセは言った。
ここで出ていることからわかるように、人間の運命を握るカギは、『内部』にあるわけだ。
フランスの哲学者、パスカルはこう言い、
ノルウェーの探検家、ナンセンもこう言ったが、
簡単に言うと、『井戸』である。自分の心の中という井戸をのぞき込むのだ。それが、『部屋に一人で静かに座る』、あるいは、『一人きりで静かに考える』ことによってでしか出来ない、精神統一なのである。これを、『内省』と言う。
反省⇒猛省⇒内省⇒内観
この順番で、潜る井戸の深さが変わってくる。自分の内部を理解し、その流れに従うということは、どういうことか。世界的に有名な細胞生物学者のブルース・リプトン博士が書いた『思考のすごい力』には、とても興味深い事実が書いてある。この事実は今まで私の短い半生の中で、確かな”違和感”として覚えていた問題を、腑に落としてくれた。忘れようと思っても、忘れられない。
ある日博士は、大きな事故を起こした。生きるか死ぬかの大事故だったが、何とか一命をとりとめた。病院で彼は、運動療法(キネジオロジー)のリハビリを受けた。それまで彼はキネジオロジーを批判する側だったが、そういう特別な状況に陥り、やってみようかと思った。彼は、自分の名前を言いながら腕を前に伸ばし、上から押さえる力に逆らえと言われた。
『わたしはブルースです』
すると、軽く押さえられただけなので、たやすく抵抗できた。
(やはりくだらない)
博士はそう思った。だが次の行動が重要だった。今度は、『わたしはメアリーです』と言いながら逆らえと言われた。すると、腕がぱたっと下がってしまい、抵抗できなかった。何度やってもダメだった。これは、潜在意識に蓄えられた、以前学んだ『真実』と矛盾する事柄を意識が信じると、脳内で葛藤が起こり、その結果、筋力の低下が起こる、という、紛れもない事実だった。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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