名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
キルケゴールのこの記事で書いたのは、
ボナールのこの言葉と無関係ではない。
私の部下には『吃音症』という、言語障害を持った人間がいて、それは保険が降りる、れっきとした疾病なのである。黙り込んでしまうのだ。最初の頃はひどく、質問をしたとき、30分間黙り込んで突っ立っているということがあった。その映像が頭に浮かぶだろうか。今浮かんだのは、せい3分くらいだろう。実際に30分近くで黙り込んで突っ立っていて、その間、ずっと返答を待たなければならない構図を想像してもらいたい。
『異常』である。
決して『正常』ではない。事実として、『病気』なのだから。それは、『健常』ではない。『異常』なのである。だから私は、その社員と行動する時は、彼の分まで、私がしゃべり続けなければならない。つまりソフォクレスの言葉は、私に響くことは無い。
…と、悲劇のヒーローを気取ることもできるが、それだとまだまだ未熟だ。青い。それでも私には、彼が黙り込んでいる時間を一緒に耐え忍んで付き合ってあげ、彼に喋らせ、自信をつけさせ、カウンセラーの様に、彼の言語障害を治療してあげる、という選択肢もあるのだ。
それは極めて困難なこと故に、その選択肢がないことにして、隠蔽してしまった方が『楽』だが、それだとまだまだ未熟だと言ったのだ。私は未熟な人間に成り下がるくらいなら、もう命を終えたい。生きている間は、チャンスがあり、可能性がある。そう信じて、粘り強くこの問題の解決を模索したい。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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トマス・ホッブズ『人間は利己的動物であるから、自然的状態では自己保存のために相互に利益を侵害し合い、かえって利己の目的を達し得ないから、契約によって国家を形成し、主権者のもとに各自の利己を制限し、調和する。』 有島武郎『愛の表現は惜しみなく与えるだろう。しかし、愛の本体は惜しみなく奪うものだ。』 ベートーヴェン『人間はまじめに生きている限り、必ず不幸や苦しみが降りかかってくるものである。しかし、それを自分の運命として受け止め、辛抱強く我慢し、さらに積極的に力強くその運命と戦えば、いつかは必ず勝利するものである。』