名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
人間が油断するのは、目的を達成したときだ。激しいリレー走や、長い長いマラソンのゴールテープを切った時、無事に出産した時や、年末に仕事が終わった時、どれもこれも、共通しているのは『目的の達成』であり、『一段落』であり、そしてそこに付随して共通するのは『油断』である。
足に力が入らなくなったり、風邪を引いたり体調を崩したり、いずれにせよ、人間の足下というものは、油断すればするほど滑りやすくなり、その油断するタイミングは、往々にして目的を達成した時、あるいは心が軽薄な時である。とにかく気を引き締めていないのだ。『勝って兜の緒を締めよ』という言葉の意味はどういうことかというと、
『戦いに勝って、ほっと一息ついて兜を脱いだとき、ふいに敵が襲ってくるかもしれないから、勝ったとしても油断せず、さらに用心せよ』
という意味だ。そしてそれならもう一つの解釈ができるが、
『戦で、勝負に勝ったのはいいが、勝利の美酒に酔いしれ、兜をしているのをわすれ、許容範囲を超えた体勢を取ってしまい、兜が後ろにずり落ち、あるいは敵に引っ張られ、それをささえる紐で首を絞められて死んだ』
という、なんとも残念が事態があったことも想像できるわけである。勝利の美酒に酔いしれることだけに支配され、兜の緒で首を絞められて死んでしまっては、笑い者である。
この教訓を頭に刻み込みたい。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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