名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
中国の思想家、魯迅は言った。
もともと道などないのだ。ある人が通った通りやすそうな舗装された道に、多くの人が通って道っぽくなった。その道をさらにその後、多くの人が通って更に舗装されて確固たる道になった。それがすべてだ。最初そこには、道はなかった。より多くの人が歩いている道が、『人間にとって最適な道』だと思うだろうか。人間の中には、赤ん坊も老人もいるのだ。そして屈強な男もいる。これらが全て、歩くべき道が同じであるわけがない。
その道は、『まずのオーソドックスな道』だ。私は登山やトレッキングをよくするが、そのたびに山の上にある石段や柵や落石防止の対策などを見て、(よくこんなところにこれを作ったなあ)と感心するものである。そういう過去の人の努力がなければこの道はもっと歩きづらかったに違いない。それにはただただ感謝の気持ちでいっぱいになるだけだ。だからそうしたオーソドックスな道にはひとまず感謝し、あるいは創った人に敬意を払うべきである。
だが、だからといって自分がその安全で、安心できる道を歩けばいいということにはならない。作家、山本周五郎は言う。
自分の歩くべき道は、自分の目で見出すのだ。そもそも先ほど言った『落石対策』というキーワードがあることからもわかるように、その道は決して『安心、安全』ではない。他の道と比べて舗装されているから、そこと比べたらデータがはじき出せる、というだけだ。
つまり、未開拓の道はデータが出せない。したがって、リスクがどれくらいあるか、メリットがどれくらいあるかわからないので、人はそういう道を避ける傾向があるのだ。
セブンアイホールディングス会長、鈴木敏文は言った。
その道は大勢の人が拒絶する道だ。しかし、だからこそそこに差別化が生まれ、競争優位性も生まれる。例えば、今最も勢いのあるアメリカの歌手、アリアナ・グランデは、日本の歌手、きゃりーぱみゅぱみゅのファンであり、『彼女のどこが好きなのか?』と質問されると、こう答えた。
この世には、自分にしか歩けない道がある。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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