名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
タモリを長年見ていると、彼がなぜ反省をしないか、ということを語る機会は、何度かあったわけだ。まず一つは、彼がやっている番組が生放送であったということが理由の、
『一つ一つの放送は、生モノである。』
という考え方がある。要は、その一つ前の回がどのようなものだったかということは、あまり今回の『生モノ』には関係がないのだ。一つ一つすべての回が、違う作品であり、それで完成している。それは、長年番組をやってきた人間にしか理解できない境地だ。
例えば、『今日は上手くいったぞ』と思う回があっても、実はクレームが来ていたり、視聴率が悪かったりする。だが逆に、別に手ごたえがない回の時に、好反響だったりするわけだ。そういうことを繰り返していくうちに、(なんだ。反省なんかしたってあんまり意味ないな。)という気持ちになっていくことは想像にた易いはずである。
もう一つは単純に、『落ち込んでしまうから』ということ。『いいとも!』の最終回でも、
『自分の過去の映像は見たことが無いし、見たくもない。』
と語っていることからも、あまり過去の自分に執着をしないという、考え方がある可能性が高いのである。そしてもう一つは、まだ完全に語られていないが、『いいとも!クリスマス特大号』の最終回で語られた、『実は自分は昔、キリスト教系の教会に通っていた』という発言にヒントがある。
兼ねてから、やれ『仏像』だとか、『サンスクリット語』だとか言って、自分が仏教系であることをほのめかしていたタモリだが、実は子供の頃、キリスト教系の方向に傾いていた時期があった。その事実を、私はその回で初めて知ったわけだ。その中でタモリが言っていたのは、
『悔い改めろと言われた。だから、プールで女の子に悪戯してちょっかい出しても、後で反省すればいいんだ!と考えていた。』
というような内容だった。私が注目したのは、ここに『反省』という言葉が出て来たということである。そして、タモリの名言である『俺は反省をしない』というもの。ここには、何らかの因果関係があると考えて、間違いなさそうなのだ。例えば、『反省をすれば何をしてもいいってわけじゃないだろう』という、考え方に達したのかもしれない。どういう理由かはわからないが、家族のこと然り、語られていないことが多いタモリの実態。まだまだ奥があると見て間違いなさそうだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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