名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
『キャズム理論がわかる本』にはこうある。
ホールプロダクトを一社ですべてまかなうことも考えられます。しかし、企業はコアに集中し、コンテクストをアウトソーシングすることが、企業価値を高める上でも重要です。コアとは、企業価値を上昇させるあらゆるものを指します。 それ以外がコンテクストです。ムーアは、コンテクストをアウトソーシングし、企業の資源をコアに集中すべきだと説きます。したがって、コアの部分だけ自社でまかない、他をパートナー企業に任せてホールプロダクトを構築する方向を検討すべきです。これはすなわちバリューチェーンの構築に他なりません。
コアとは、『本筋』である。コンテクストとは、『本筋以外』である。日本一の将軍は、戦略のプロだった。だからコアを確実に押さえ、コンテクストよりも優先順位を引き上げていたのである。そういう戦略的な発想を積み重ねると、確実に積み上がってくるものがある。その積み上げられたものはいずれ山となり、それを見上げる者が出て来ることになる。つまり、人間など最初からそういうものだ。山があるならそれを見上げ、谷があるならそこを見下す。
そもそも、この世にコアもコンテクストもない。全てが平等公正に、唯一無二の要素である。だが、それでも人間は愚かであり、そこに格差をつけたがる。するとそこには価値が生まれ、それによっては居心地が変わってくる。死ぬことすらある。
それであれば、人間にはやはり押さえるべきコアと、後回しにするコンテクストがある。コアに一点集中し、そこさえ押さえておけば、人間が定める『高い価値』を持った事実を積み上げることができる。
真理のレベルからみれば、そんなことは大したことはない。真理は徳川家康も、石ころも、全て平等公正の価値であると定める。だが、真理は言葉を発しない。そしてこの世には人間が作り上げた世界が存在する。
その人間が作り上げた世界で徳川家康という人間は、稀代の偉人となった。それは、彼が戦略的発想を持って人生を生きようと躍起になったからである。一つだけ言えることは、むきになり、躍起になり、命を懸けないとできないことがあるということだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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『耐え忍ぶことができる人間でなければ、大局を見極めることは出来ない。』