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ドストエフスキー『人は自分が幸福であることを知らないから不幸なのである。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

限界効用の逓減』とは、例えば、仕事終わりのビールは美味いが、二杯目、三杯目と味が落ちていく現象のことである。もう、これで十分だ。
人間とは、『幸せに慣れてしまう』生き物なのである。長く続くと、それが『苦痛』になるのだ。『マンネリ』という言葉にもあるように、人間とは、そういうものなのである。

 

この手の話で何度でも引用するのが、 作家の五木寛之の著書『大河の一滴』にある、この一文だ。

あるシベリア帰りの先輩が、私に笑いながらこんなことを話してくれたことがある。

『冬の夜に、さあっと無数のシラミが自分の体に這い寄ってくるのを感じると、思わず心が弾んだものだった。それは隣に寝ている仲間が冷たくなってきた証拠だからね。シラミは人が死にかけると、体温のある方へ一斉に移動するんだ。明日の朝はこの仲間の着ている物をいただけるな、とシラミたちを歓迎する気持ちになったものだった。あいだに寝ている男が死ぬと、両隣の仲間にその死人の持ち物、靴や下着や腹巻や手袋なんかを分け合う権利があったからね。』

生きているだけで、丸儲けなのだ。

 

生きている

 

更にこの言葉の重みを理解するなら、下記にリンクした黄金律を見るのが良い。

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

特別情報

当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。

 

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名言一覧

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絶望名人部下

『絶望名人カフカ 希望名人ゲーテ』という本があり、『ちびまる子ちゃん』には『いつも前向き、山田君』と『いつも下向き、藤木君』がいますが、私はいわば『ゲーテかつ山田君』であり、私の20年来の部下は『カフカかつ藤木君』です。そのような人から見るとこの名言はどう見えるでしょうか。

 

T

こんにちは。IQさんの弟子の『T』です。私は師匠ほど前向きな思考を持てない問題を抱えていますが、師匠から『そういう人の葛藤的内省も価値はある』と言われたこと、そして同時に偉人と対話して心の修行をするため、ここに私の内省記事を記載します。

もう一つの内省

■今の自分は幸せではないのじゃないか、と意識のどこかにあることで、被害者意識による自分本位が染み付いた行動が表面に出てしまうことがある。毎日の時間が過ぎていくのと同じように、毎日普通の生活を過ごせていることが当たり前だと思ってしまっているから、染み付いた被害者の意識が消えずにいる。衣食住が全て揃っていない人がいる世界で、その部分が揃っているだけでも被害者の意識を捨てなければならないのに、周りのことを気にしてしまうばかりで自分の事を正しく判断することができなくなっている。

自分の現状を正確に判断することができれば、足りないことは自分の責任になり、被害者ではなく自分自身が招いた結果ということに気づくことになる。被害者という周りの責任にしてしまう意識の前に、自分自身が原因になっていることを考え、周りのせいではなく、自分の責任と考えることができれば、行動する意識も変わっていく。

 

■今の状況、環境について、過ごす時間が長ければ長くなるほど当たり前だと錯覚してしまい、有難味を感じることが少なくなってしまう。この当たり前の状況だと慣れさせないためには自分の中の世界だけで考えを完結させるのではなく、周りを見て自分の中の世界と比べ、意識の違いを更新していかなければ幸せを感じることもできなくなってしまう。幸せを感じることができなければ、気力も沸いてこなくなり結果として幸せを感じられずの繰り返しになり、悪循環になってしまう。

逆に、小さなことでも幸せを感じるような意識を持っていけば、その影響で気力も沸くことになり、好循環になっていく。同じ一日を過ごしていくのであれば、気力ある生き方のほうが気持ちよく一日、一日を過ごしていけるはずだ。

 

■兄が死んだことにより、自分にとって幸せを感じる感情も、逆に不幸を感じる感情も、どちらも自分の中の設定が異常になり、どんなことであっても感情がどちらにも最高点まで振れることがなくなり、最高点に感じないことで当たり前だと思い込んでしまっている。ただ、感情が揺れ、その場その場の行動に影響が出てしまい自分を見失うこともあるので、幸せと不幸の設定をもっとシビアにするように意識していくことが、自分を見失わず、現実を見ることにつながっていく。現実と正確に向き合うことができるようになれば、些細な幸せのために頑張れるようになり、自分の行動の結果として受け止めるようになれば、自分自身を見失うようなこともなくなっていく。

 

【小学校時代】兄の事を知っている人達からは身内も含めて、自然と優しくされていたので、その環境に対して甘えていた記憶が頭に染みつき、今もその時の後遺症が残ってしまっている。その優しさに対して、自分が受けるだけで相手に返していなかった事が今も自分本位になっている原因のひとつになっている。過去の染み付いた意識に左右されない、自律するために自分の意志を強く持ち、コントロールすることが必要になる。

・自律することに対しても、この自分本位の延長線上で言ったことを否定されないという部分が影響してしまっている。子供だった時は何も考えずにわがままを言ってしまっていたが、年齢を重ねるにつれてわがままを直接言うことはなくなったと思うが、心の奥にその意識が染み付いて残っている為、行動にも影響され、それが自分本位の行動につながっている。わがままを言っても許されない状況になっているのを理解しているから表面には出なくなったが、心の内にある意識を変えなければ滲み出ることはなくならない。

子供の時代からわがままは許されていなく、誰でも子供ならしょうがなく許されることが多い。自律するために、この精神的な部分の年齢、意識を変えていくことが重要になる。

・子供時代の意識を完全に変えるためには、自分の昔の姿をハッキリと思い出しながら俯瞰で想像するようにして、今の自分と照らし合わせる事が必要になる。変わっている部分と、変わっていない部分。その心の動きを理解することが重要になる。一人の時間、誰かに引っ張られている時間、それと親といる時間。どのタイミングで心の動きがあまい方向に向かうのか、逆に自律の方向の行動がとれているか。それを俯瞰で考えることを意識して、状況別の行動を変えていく。

・兄の死があったから自分を含めた家族は不幸になったのか。それだと、身内が死んだ時に全ての人間が不幸になってしまう。子が先なのか親が先なのかの違いなだけで、いつかは来るその時が早いか遅いかが違うだけだ。親からしたら不幸なのかもしれないが、子供の自分まで不幸に感じてしまっては、余計に親が不幸を感じることになってしまう。親のため、周りの人のために前向きに生きることが、幸せの影響を与えることになり、それを実感できるようになれば生きる力になり、生きている事に幸せを感じられるようになっていくはずだ。

 

 

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