名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
知識・見識・胆識と言うが、ここで言う『学問』と『常識的な教養』が『知識』。何を見るべきかを見極める目が『見識』。その見識で見たものを実際に追い求める姿勢が『胆識』だ。全て備わっている必要がある。そして重要なのは『見識』であり、それが確固たるものであれば、『胆識』は自然と出て来る。
『真理と流行』を考えた時、流行を追いかける人はとても滑稽に見えて、真理を探究する人はとても賢明に見える。だが、同じくらい、流行の威力は甚大であり、真理の陰は薄い。さしずめ、『流行=荒波』であり、『真理=深海に眠る真珠』である。真理は常にこの世の根幹にあり、カギとなる。
海面の荒波を巻き起こしているのも、この真珠だ。だが、多くの人間は深海に辿り着くことはない。深海に潜ることを拒絶するのだ。私の周りにもこういう人がごまんといる。私自身が、そんな人間の代表だった。(答えが深海になどあるわけがない)と思っているのだ。しかしそれは、間違っているのである。
だが、どう考えても海面の荒波の方が勢いがすごい。だから往々にして人々が目を向けるのは、海面上だ。事実、海面の波の動きを知り尽くした人間は、その上を優雅な豪華客船で航海する。だから、別に『表層的な知識』と『流行の把握』さえ押さえれば、まるでこの世の覇者になったかのような気分に浸ることが出来る。
だが、タイタニックは沈んだ。
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『学問のある人とは、本を読んで多くのことを知っている人である。教養のある人とは、その時代に最も広がっている知識やマナーをすっかり心得ている人である。そして有徳の人とは、自分の人生の意義を理解している人である。』
学問のある人<教養のある人<有徳の人
タイタニックが決して沈まず、それにさえ乗っていれば上流階級であると自負する人間は、このうち『どの人』に属すると思うだろうか。おそらく、乗っている人にはすべての人がいただろう。色々な人が乗っていた。学問すらない人も乗っていたことだろう。
だが、あの『音楽隊』の話が本当なら、彼らは間違いなく『有徳の人』である。みんなが船から慌てて脱出している中、ここで命が終わると覚悟した音楽隊は、最後に音楽を奏でた。まさに彼らは、自分の人生の意義を理解していたのだ。最後の最期まで自分の命を音楽のために使う。こういう人間になる必要がある。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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