名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
ナポレオンはこうも言う。
と書いたが、まさにここに挙げたことは、ナポレオンの今回の言葉と根幹が一致している。『前始末』とは、後始末とは圧倒的に一線を画す知性だ。見るべきなのは以下の黄金律である。
あるいは、『カウンターインテリジェンス』とは、文字通り、知性でもって何かが起きる前に未然に防ぐ、という意味だが、例えば、テロリストを空港で厳重に警戒し、水際対策をすることは、テロを未然に防ぐ為に必要な、カウンターインテリジェンスである。
何かが起きてから、後悔しながら、世間から批判されながら、後始末的に問題を処理する人間が後を絶たない。それは、国家、警察クラスでも同じだ。偉人の言葉は、時に国家や警察までをも屈服させる。
『私は重大な状況において、ほんのちょっとしたことが、最も大きな出来事をつねに決定するのを見た。』
また例えば、こういう視点でも考えてみる。よく、戦争や大きな争いを起こすとき、その発端が本当にちっぽけなことだったりすることがある。
もちろん、嘘や裏切りなどはその度合いにもよるが、本当に大したことがない嘘や、受け取り側が大人になれば解決するような裏切りが原因で、争いに発展することもある。
ある知人の話だが、彼は地元密着型の不良だったため、他の地元の人間とつるむようなことはなかった。ある時、彼のグループのリーダー的存在が、他の地元の人間が自分たちを悪く言っているという噂を『ある人間』から聞きつけ、その男を拉致してリンチする計画を立てた。そして男は拉致され、グループにタコ殴りにされた。しかしその男は解放された後、警察と知り合いの暴走族の両方に話をし、大掛かりな包囲網を作って仕返しをしてきたのだ。
グループの男たちはお構いなしにその男にもう一度突っ込み、殴り込みをかけた。しかしそこにいた警察に捕まり、大きな事件へと発展してしまった。
実は、そのリーダー的存在にある噂を吹き込んだ『ある人間』とは、『女性』だった。男は、女性を通して『自分がなめられているという噂』を聞いたため、その女性とそれを言っている男と、実に多くの人間に『なめられている』と思ってしまったのだ。
そこにあるのは『見栄』だった。くだらない10代の見栄だ。しかしそのちっぽけな見栄のせいで、何人もの逮捕者とけが人を出す、大きな事件へと発展してしまったのだ。
『私は重大な状況において、ほんのちょっとしたことが、最も大きな出来事をつねに決定するのを見た。』
これは、こういうケースを考えたときにも、考えさせられる言葉である。些細なことが大きなことへと発展すことがある。『割れ窓理論』とは、建物の窓が割れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓も間もなく全て壊される、という理論。ニューヨーク市長のルドルフ・ジュリアーニがニューヨークの荒廃した街を立て直すときに、大いに役立たった理論だ。
捨てられた空き缶、電車や壁に無秩序に書かれた落書き、そして文字通り、割れた窓。こういう小さな『火種』を全て消化することに全力を注ぐことで、ニューヨークは浄化されたのである。これも同じように『最初は小さなこと』だった。しかしそれが時間をかけて雪だるま式に大きくなり、やがて大惨事となるのだ。
芥川龍之介は言った。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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