名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
我々は皆、異なった形をしている『歯車』と同じだ。歯車という種類は同じでも、『意志』という『形』が違うのだ。それをうまくかみ合わせるのに必要なのが『潤滑油』である。この潤滑油は、新島襄の言う様に『愛』や、それから『敬意』、『礼儀』等が挙げられる。
もし、違う歯車と対面して、ガチガチと音がするほどきしめく様であれば、相手を自分の歯車の形に強制的に合わせる様に仕向けるか、逆にこちらの歯車を一つ二つ折って、相手仕様にするか、あるいは、潤滑油でもってそのかみ合わせを滑らかにするかだ。
追記:ちょうど最近このことについてよく考えていたところだ。私は友人をあまり作らない主義で、それには以下のようなことが関係している。
つまり、『本当の友人』なら得たいが、『軽薄な知人』は別に必要としていないのである。したがって、自分の意志を貫き、相手に合わせることをしない。その延長線上で知り合った人間のみを友人とし、ともに心底から認め合いたいと思っているのだ。
従って、私という歯車の形はとても『いびつ』になる。いびつというのは、本来この歯車というものは、オーソドックスな形をしていることが多く、だからこそ大勢の人は意気投合しやすい。しかし、唯一無二を意識した人生を生きようとすればするほど、歯車の形は『それと比べて』いびつになるのである。
そんな私に、偶然新しい出会いがあった。私は別に、いつも通り接した。しかし相手が粘り強く私に興味を持つものだから、(そういう人を無下にしてはいけない)と思って、私はその人の為に歯車を噛み合わせようと努力したのだ。
しかし、結局は自分の意志、違和感を誤魔化すことができなかった。納得がいかないことを見て見ぬふりをして、調子を合わせ、媚びを売り、隠蔽し、その上に作られる人間関係など、言語道断だったのだ。
小林秀雄はこう言ったが、
私は自分を隠蔽してまで世間一般と噛み合いたいとは思えない人間になっていたのである。だが、ここで新島襄の言葉が効いてくる。
『諸君の議論に愛の油を加えよ。』
もし私がその人を愛していたのであれば、私はこの『いびつ同士の歯車』の間に潤滑油を塗ることが出来、人間関係を構築することができる。もし、それができないのであれば、どちらかがこの『愛という潤滑油』を塗るのをやめてしまったということだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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