名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
彼が広島市の名誉市民である事実を紐解けば、更にこの言葉に深みは増すだろう。例えば戦争があり、その後の日本の動向一つを考えて見ても、焼け野原になって何もかも失ったはずの日本は、ハングリー精神で足並みをそろえ、実にGDPにおける世界2位の経済大国にまで駆け上った。もちろん、この手の話の時に何度でも書かなければならないのがこの内容だ。
五木寛之の『大河の一滴』には、こうある。
※当時の行政官の告白…『自分たちは分かっていた。あの工場が有明海に有毒な汚染物質を流しだしていたことは、当然のように理解していた。けれど、その時点では止めることが出来なかった。なぜかというと、それは当時の日本が飢えていたからだ。食糧増産のためには、農村に科学肥料を送る必要があった。もしもあの時点で汚染を恐れて工場の操業を止めていたならば、日本の復興は二十年ほど遅れていただろう』
しかし、事実としてこの話ひとつ考えただけでも、人間の再生能力には驚かされるばかりである。また、思い込みによって考えられない効果を発揮する『プラシーボ効果』に至っては、世界的に著名なアメリカの細胞生物学者であり、ウィスコンシン大学医学部やスタンフォード大学医学部で教鞭をとる、ブルース・リプトン博士の著書、『思考のすごい力』にある、実に衝撃的な事実がこの話の芯を捉えている。何と、『魚鱗癬』という不治の難病を、プラシーボ効果だけで治療してしまった事例があるのだ。
しかしその後、それが無知によるプラシーボだったとわかってから、殺到した患者を同じように治すことは出来なくなってしまった。医者と患者の心に、微塵でも嘘偽りがあっては、その現象は起きないのである。いずれにせよ、人間にはすごい力が眠っている。それをいかにして引き出すかを私は、随分長い間、密かに研究している。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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