名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
分析心理学者、ユングは言った。
『パラダイム』とは、『植えついた考え方、価値観』の意味。では、対立する一部のイスラム教徒とキリスト教徒、それから輪廻転生における身分制度を批判するブッダの教え、真の仏教徒とバラモン教徒(現ヒンズー教徒)は、それぞれ、どういうパラダイムが植えついているだろうか。
それを考えただけでも、もう人間のパラダイムは、一つではない。一つにまとめることは出来ないのである。ここが極めて重要なテーマである。
例えば、『一つにまとめれば戦争がなくなるかもしれない』のである。規律を一つにし、宗教も信仰も、崇める神も、法律もルールも全て一律とすれば、人間は皆、同じ方向を向く。ということは、争いにはならない。しかし、それでは『多様性』がなくなるのである。よく聞くのが『生物多様性』だ。 一つの生命が失われれば、それを糧にしている一つの生命が絶滅の危機に瀕する。
すべては、『循環』しているのだ。我々は生きるために他の生命を食べ、その残骸や死骸は土壌にて栄養になり、他の生命や、植物に循環され、植物は酸素を作り、またこの地球を守っていく。そう考えると、『多様性』は『命の源』であり、『この世の摂理』である。職業も、生き方も、生物も皆、多様性があるからこそ楽しいし、自由でいられるし、生きていけるのである。
だが、それは戦争の原因でもあるのである。なまじ、多様性などあるからいけない。戦争、争い、衝突、対立、確執、暴動、軋轢、差別。そういった『歪み』の原因でもある多様性の是非を決めるのは、容易ではないのだ。
しかし、フランスの哲学者、サルトルは言った。
全ての人間(70億人)は、考えなければならない。『それ』をしたら、どんなことになるだろうかと。それが人間が背負っている使命である。
関連リンク:シャンクス『考え方が違うから別々の道を好きに行きゃいいんだ』
では一体どうすればいいのだろうか。私がたどり着いたのは以下の記事である。
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