広中平祐『創造的な人間は、仕事にむきになれる人間だけど、むきになりっぱなしの状態では、創造的発想は生まれない。』

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ふむ…。

運営者

考察

アインシュタインもこう言っている。

 

これに関しては、『セレンディピティ』。この記事に全てが記載してある。左脳で突き詰め、右脳で発想するのだ。ポイントは、左脳での突き詰めを、死ぬほどやることである。

 

 

『創造的な人間は、仕事にむきになれる人間だけど、むきになりっぱなしの状態では、創造的発想は生まれない。』

 

つまり、まず『仕事にむきになる』ことは絶対原則である。それがここで言う『左脳での突き詰め』だ。だが、創造的な発想をするためには、そのままではだめだ。セレンディピティの記事にあるポストイットの発想が生まれたのが、聖歌を歌おうとしていたプライベートのふとした瞬間だったように、 『右脳的活動』のときに創造的発想が生まれることが多いのだ。

 

アイディアを思いついたときの脳のデータはまだないだろう。人間に四六時中CTスキャンを装着させることはできない。お風呂でリラックスしているとき、ベッドで睡眠をしようとしたとき、プライベートでドラムを叩いていたとき、人がアイディアを思いつくのは往々にして、そういう『仕事以外の空間』だからである。

 

 

だが、明らかにセレンディピティが生まれた人の話を総合してまとめると、『左脳ではなく、右脳を使って発想した』と考えるのが妥当だ。それであれば、今回の広中の言葉ともピタリ一致することになる。

 

あるデザイナーは、7年間働いたら、1年間の長期休暇を取る、というスタイルを取っているが、その方が7年のその仕事の期間で、いい仕事ができると言うのだ。彼がデザイナーであることからも、その仕事というのは創造的な仕事であるということがわかるが、やはりこのデザイナーの行動を分析してみても、今回の広中の言葉はなかなか的を射ていると言っていいだろう。

 

クリントン政権下でゴア副大統領の首席スピーチライターを務めたダニエル・ピンクは、著書『モチベーション3.0』でこう書いている。

『絵画にしろ彫刻にしろ、外的な報酬ではなく活動そのものに喜びを追い求めた芸術家のほうが、社会的に認められる芸術を生み出してきた。結果として、外的な報酬の追及を動機としなかった者ほど、外的な報酬を(生涯では)得たことになる。』

 

 

もちろん、すべての仕事にこの実験結果があてはまるわけではない。アマビルのチームは、外的な報酬は、アルゴリズム的な仕事ーつまり論理的帰結を導くために、既存の常とう手段に頼る仕事ーには効果があると気付いた。だが、右脳的な仕事ー柔軟な問題解決や創意工夫、概念的な理解が要求される仕事ーに対しては、条件つき報酬はむしろマイナスの影響を与えるおそれがあることも明らかにした。

 

報酬の存在によって、周囲が見えにくくなり、独創的な解決策を生み出しにくくなる傾向がある。これは、社会科学において定説となった。アマビルのチームは何年にもわたり、これについて精査を重ねてきたのだ。

 

 

芸術家にとっても科学者にとっても、発明家や学生、その他すべての人にとって、内発的動機付けーその活動に興味を惹かれ、やりがいを感じ、夢中になれるからその活動をしたい、という原動力ーが、高いレベルの創造性を発揮させるためには極めて重要である。

 

創造的な仕事、つまり右脳的能力を最大限に発揮させるにあたって 、『義務、縛り、プレッシャー』というような、ありとあらゆる規制は足かせとなる。外的な報酬は左脳的活動をする際には効果を発揮するが、右脳的活動をする際には、逆に足かせとなるのである。

 

ちなみにこれは余談だが、私はこうした記事を書くとき、まず文章を先に書き、2周目としてそこに画像を入れたりする仕上げをしている。これは面白いことなのだが、往々にして私が便意を催すのが、この2周目に突入する瞬間なのである。

 

 

これは1年以上かけて判明した事実だ。本当に面白いくらい、いつもこのタイミングで便意(大便)を催し、スッキリしてから画像等の挿入を始める。この事実からわかるのは、脳の活動が『文章=左脳的』→『画像=右脳的』に切り替わるとき、人はリラックスする可能性が高いということなのである。それによって私はそのタイミングで必ず便意を催すのだ。創造的なアイディアが右脳的活動でリラックスしているときに多く出るのは、脳内にある何らかのスイッチが関係しているはずである。

 

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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