名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
人間は目に見えるものでしか判断しない。宇宙や微生物等、サイズの話もそうだし、今亡くなっている世界の友人についても、無関心だ。
ウロボロスの図(画像)
そう考えると、自分の悩みはまるでちっぽけである。
イギリスの作家、ウィリアム・ヘイズリットは言った。
人間の視野の狭さや、『麻痺』についての話である。それがわかったら、私はその『麻痺』を逆に利用して何かできないかを画策する。
例えばエレノア・ルーズベルト元大統領夫人のこの言葉だ。
こういった真実の言葉に、目を向けるようにする。
ある、父親の会社を相続した経営者が、相続放棄をしないで40億円もの借金を負い、圧倒的な窮地に陥ったときの話をしていた。彼がその負の遺産を相続放棄しなかった理由は『それをしてはいけないと思った』という責任からだが、しかし金額が尋常ではなかった。
松下幸之助も同じように、70億円の負債を抱えてしまったことがある。1943年、軍から飛行機と船を作るよう命じられたのだ。しかも国にはお金がないからお金を立て替えて欲しいと頼まれて、松下個人のお金で広い土地を買い、大きな工場を作った。しかし翌々年には終戦。『お金は全部返す』と約束したはずの軍の偉い方は自殺してしまったのだ。それで借金だけ残った。そういうことが人生にはあるのである。
あの松下幸之助クラスでその金額だ。どこぞの名も知らない経営者が40億円もの金額を背負うということは、松下幸之助で言うなら、500億円ぐらいの金額に等しいのかもしれない。
しかし彼はお金について悩んだ時、『宇宙の本』を読んで元気を取り戻していたという。この広漠な宇宙の規模を考えたとき、自分の借金なんて、大したことはないと思えた。そうやって視野を広げることで、絶望的な窮地を乗り越えることができたのである。
『人生、万事、小児の戯れ。』
まさに彼は、今回の福沢諭吉の言葉を自分のものにしたのではないだろうか。もし人生に悩みを感じている人がいるならば、まずここで出てきた登場人物よりも本当に窮地に陥っているのかを自問し、そしてたとえそうだとしても、その悩みが一体どれほどの価値があるのかについて、一度立ち止まってじっくり考えるのがいいだろう。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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