名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
『(藤本家の子供たちに)最低、身に着けてほしいのは硬直しない柔軟な考え方です。一面にしか物事を見られない。そんな人間だけにはなってほしくない。そのための一つの方法として、乱読させています。いわゆる良書に限りません。世の中には、様々な世界があり、色々な人たちがいて、それぞれ違った考え方、生き方をしているのだということ。それを分かってほしいと思うのです。』
とある権威ある学者も、本を買ったり図書館で読もうとして本を手に取ろうという時、自分とは全く無関係のジャンルと思いがちな棚に、足を運ぶと言う。そうじゃないと、ついつい自分の特性にあったジャンルを選り好みし、知識が偏って、偏狭な人間に成り下がってしまうというのだ。
それはうなづける話だ。私もそのように意識していて、信頼する雑誌で紹介する本があれば全てチェックし、全ジャンルから最低でも一冊ずつは購入するように意識している。
おかげで、理解など10%もしていないが、私の本棚には宇宙関連の本から漫画本まで、多種多様な本を並べることが出来るようになった。10年以上前は本棚すらなく、買ったとしても漫画だけだったのだから、私にとってはある種の感慨深さを覚えているのである。
しかし、そのおかげでやはり、視野がとても広くなったことを実感できている。マクロからミクロまで、宗教からアウトローまで、この世にはありとあらゆる多様性が広がっていて、それをどこまで許容するのか、許容すると対立と戦争についてどう説明すればいいのか、等、実際に今も世界で起きている悲惨な現状と照らし合わせながら、質の深い思索を張り巡らせることが出来ている。もちろん、私の中での質の深さだが。
例えば私は、宗教を強要する両親を怨み、死を願った時期があった。しかし、多様性を理解することで、違う見解が持てるようになり、彼らを赦すことが出来るようになった。
しかし、『赦す』と『許す』は違う。戦争やテロを『許す(許可する)』ことが無いように、この多様性をどう結論付ければいいかはまだ出ていないが、間違いなく視野は広くなり、それはつまり許容範囲が広くなったことを意味し、そして空白が埋められている実感がある以上、このまま探究を続けていきたいと思うし、それが正しい事であるという確信を抱くことが出来ているのである。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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