名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
凡人の目には映らず、心の内によく目を向けた、識者しか見えない景色がある。そのことについて考えた時、すぐに思いつくのは、あの人間の代表達だ。『四聖』に数えられる、
孔子、
ブッダ、
キリストには共通点があり、
それは、
- 親の職業を継がなかったこと
- 伝統的なしきたりや体制を改革しようとしたこと
- 人一倍の努力家であったこと
- 確固とした信念を持ちそれを貫いたこと
- 見据えた的の規模が大きすぎて周囲の理解が追いつかなかったこと
というものだった。そして孔子は、今でこそ中国を代表する大学者や聖人とされているが、同時代人の多くからは、出来もしないことをしようとしている、身の程知らずや物好き扱いされていた(憲門第十四-四十)。ブッダも、カースト制度を否定したことで、バラモン教から白い目を向けられていた。ソクラテスやキリストなど、無実の罪で処刑されているのだ。
つまり、どう考えても彼らと、彼らを批判したその他大勢の人とでは、見える景色に差があった。そして、彼らがこうして歴史的偉人として未来永劫語り継がれる賢人となり、その他大勢の人の名前が歴史の闇に葬り去られていることを考えると、どちらが『凡眼』で見ていて、どちらが『心眼』を見開いていたかがわかってくる。
『好機』をどう捉えるかは自分次第だ。しかし、いくら『目の前にある』と言っても、目の前にある金の卵に目が眩み、その卵を産むガチョウの腹を引き裂いて卵を強奪しようとし、ガチョウを殺してしまう人間は『好機』について何か理解しているだろうか。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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