名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
松下幸之助は言った。
どうしても二階に上がろうとする者だけが、目の前に『ハシゴ』を捻出させることが出来る。そして、その意志がない者には、本当にその捻出が出来ない。私はこの事実を、身に沁みてよく理解している。
私は、楽観主義でり、ポジティブ代表の様な人間だ。部下は、悲観主義であり、ネガティブ代表の様な人間だ。ある日、富士山に取材しに行く途中、とある秀麗な景色が目に留まり、そこを写真に撮りたいと思ったから、部下に、その道へ行く場所を探してもらうために、指示をした。すると部下は、
という、この文字がピタリ当てはまるようなテンションで、一つ道が行き止まりだったからといって、まるで、その場所へ行くこと自体をこちらに諦めさせようとしてきたのだ。私は言った。
彼は心底の部分で、人生を諦めている。諦めた方が楽だからだ。そして、そうやって妥協したところを、すかさず親が手助けに入った。一応の事情はある。彼の兄は、幼少の頃に事故死しているのである。すると親としては、そのことについてどう思うだろうか。また、残された子供に対する対応は、どのように変わるだろうか。
私は、全ての事情を理解している。しかし、『それがどうしたんだよ馬鹿が』と言って、足のない人や、目の見えない人、あるいは事故死した全ての命や、自分の事故のせいで怠惰な人間に成り下がったことについて、死んだ兄が思うことについて、強く厳しく説いているのだ。それは今も尚続いている。もちろん、この私の強度だ。少しは人生を立て直してきていると表現するべきだろう。だが、実際にはまだ根本が何一つ変わっていない。
ハシゴを自分で登る意思のないものを、他人が押し上げることは出来ないのだ。周りが出来ることは、せいぜい『ハシゴの存在』を教えることだけなのである。最後の一歩は、自分自身で踏み出すのだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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『絶望名人カフカ 希望名人ゲーテ』という本があり、『ちびまる子ちゃん』には『いつも前向き、山田君』と『いつも下向き、藤木君』がいますが、私はいわば『ゲーテかつ山田君』であり、私の20年来の部下は『カフカかつ藤木君』です。そのような人から見るとこの名言はどう見えるでしょうか。
行動することに対して自分の意志が入っていない場合は、記憶にも残らないし、達成することもできず、その場で足踏みしているだけになってしまう。前に進んでいたとしても、今いる階層よりも一段上の階層には行くことができない。上に登っていく意志があれば、いろいろな手段を考え諦めずに登ることに集中するはずだ。ハシゴがあれば上に登るが、自ら方法を探し出し上の階層に向かう意識を持ち、普段考えないような思考を持ち、視野を広げていくことが重要になっていく。