フランシス・ベーコン『高慢な人間は、虚栄心の奴隷である。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

その通りである。という一言で終わらせたいぐらいだ。本当にここで終わってもいいぐらいのだが、更に深くこのことについて考えるなら、まず『奴隷』というキーワードについて紐解いていく必要がある。『四聖』に数えられる、

 

孔子

ソクラテス

ブッダ

キリスト

 

彼らの罪の定義は、

 

  1. 孔子=利己
  2. ソクラテス=無知
  3. ブッダ=執着
  4. キリスト=罪

 

であり、キリストの『罪』というのは、その語源を紐解くと、ヘブライ語で『的を外す』と言う言葉に辿り着き、『欲望を間違えた方向に向ける』とか、『欲望の向ける的を外す』という意味が浮き彫りになるわけである。また、キリスト教の7つの大罪には、

 

  1. 傲慢
  2. 強欲
  3. 暴食
  4. 色欲
  5. 嫉妬
  6. 怠惰
  7. 憤怒

 

があるわけだが、彼ら四聖の言うこの『罪』というテーマに目を向けた時、フランシス・ベーコンの言う『奴隷』というキーワードは、どう響いてくるだろうか。聖書における『ヘブライ人の手紙』には、『父が子供を叱るとき』について、こう書いてある。

『神が自分の聖性を子に与えようとしているのだ』

 

つまり人間には『聖性と魔性』の両面がある。

 

 

その内、父が子を叱った場所には『愛(聖性)』が宿り、『魔が刺した』人間には『罪(魔性)』が宿っていることになる。だとしたら、見えて来るのは『聖性を優位にし、魔性を劣位にする』ということで、そこにあるのは、魔性と聖性の真剣勝負である。更に言えば、昨今一部の狂信者が世界を騒がせているが、イスラム教における『ジ・ハード(聖戦)』とは、何も人を惨殺することを許可する、という凶悪な概念ではない。

 

『神の為に奮闘する』ことを意味し、つまり、その『神』というものは、しばしば『愛、真理』と『=』であると考えられるわけで、例えば、『人に裏切られ、殺意を覚えた』というとき、そこに現れるのは間違いなく『魔性の疼き』であるわけだが、しかし、それを聖性の力で劣位にさせよう、という『闘い』こそが、この『ジ・ハード(聖戦)』なのである。

 

そう考えたら、なるほど、ここに出て来る全ての偉人や聖典の教えとは、極めて傾聴に値する、真理の言葉であることがわかる。ここまで考えればもうわかるだろう。『奴隷』とは、それらの魔性に己を支配された人間の姿、そのものである。我々人間は、命燃え尽きるその瞬間まで、闘う使命を与えられているのだ。そしてその『闘う』の意味を、『援用(自分の都合の良い様に曲解)』してはならない。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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『人間が戦うべき相手は外にはいない。「内」にいるのだ。』

『人間が転落するタイミングは決まっている。「得意時代」だ。』

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