名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
これを『確証バイアス』と言う。自分の信じたことが、(正しい情報のはずだ)と思い込みたいので、無意識にでも『自分のその意見の正当化に都合の良い情報』をかき集めるのだ。例えばある女性に『男は浮気をする』という自分の発想があったとき、それに賛同する人を探し回るのだ。
などと言って、時には答えを『誘導』し、自分の意見の正当化を図る。そして多数決の発想でもって意見を固め、
(やっぱりそうだったんだ。いや、思っていた通りだ。)
などと更に言い聞かせるが、実はそこには『確証バイアス』が働いていて、中には、
という貴重な意見を闇に葬っている自分がいるはずなのである。
『人間は、ある意見を、そうだと思いこむと、すべての事がらをその意見にあわせ、その意見が正当であると主張するのに、都合が良いように寄せ集めるものだ。』
例えば私の両親はクリスチャンだった。聖書には、水不足等の飢饉や天災が起きることが予言されている。それは『予言』だ。予言とは、『未来で何が起こるかを予測すること』だ。そういう意味で、人間と地球の真理を見抜いた聖書は素晴らしい。
だが、この地球を生きていて、そこに人間がいれば、そういうことが起こる可能性は極めて高いのだ。占いでもよくあることだ。誰にでも当てはまりそうなことを言って信憑性を勝ち取り、占い料金を得ようとするのである。したがって、聖書にそう書いてあるからといってそれをいいことに私の両親がとった行動には首をかしげざるを得ない。
あるとき日本が水不足になると、子供だった私におもむろに聖書を開き、
と母親は言い、(だからクリスチャンになりなさい)というメッセージを私に伝えてきた。私は気づけば日曜学校なるものに行かされていて、しかしクリスチャンではなかったから、両親はあの手この手を尽くして、私たち兄弟をクリスチャンにさせようとしていた。
そうすれば彼らの心がスッキリするからだ。彼らの心が平安に満たされるからだ。彼らが集う集会には、家族そろってクリスチャンである人が大勢いる。自分たちもそのように、家族仲睦まじく、心を平安で満たしたい。そう考えていたのだ。
しかし私には幼少期から物事を見る目が多少はあった。自分の家族と学校での他の家族の形が明らかに違うのだ。そして、(一体何が正しい形なのか)ということを、これでもかと葛藤したのである。
(この親がやっていることは、本当に正しいのだろうか?)
私は、自分の意志でこの是非、真偽、善悪をしっかりと確かめなければならない運命を背負っていた。その後私は、ここに書けない波乱に満ちた半生を送り、私は29歳になった時、『四聖』に数えられる、
孔子、
ブッダ、
キリスト、
世の1,000人の偉人たちと向き合った。
何が正しくて、何が間違いかという『規範意識』については私は自信がある。17歳の時、恩師からその部分で最高評価の『A』を得てから10年以上経ち、私は更に自分の見識を磨いていった。そして下記の記事を捻出することができた。
私はこの記事で、宗教を含めたこの世の多様性が『あっていいのかどうか』ということについての答えを導き出した。30年以上悩まされた宗教の問題、『何が正しくて、何が間違っているか』ということの答えを捻出したのだ。
まさかそんなことができるとは思っていなかった。そして、それができたのも私の両親が『確証バイアス』に支配される、偏った思想を持っていたからだろう。それを反面教師にして、私はここまで成長したのだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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