名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
フロイトは、
とも言ったが、人間には間違いなく一つは必ず弱点があり、『無い』と思っている人間や、『除去できた』と言っている人間は、単なる無知なのだと知るべきである。
アインシュタインは言った。
人間には、決して除去できない弱点が存在するのだ。聖書における『ヘブライ人の手紙』には、『父が子供を叱るとき』について、こう書いてある。
『神が自分の聖性を子に与えようとしているのだ』
つまり人間には『聖性と魔性』の両面がある。
その内、父が子を叱った場所には『愛(聖性)』が宿り、『魔が刺した』人間には『罪(魔性)』が宿っていることになる。だとしたら、見えて来るのは『聖性を優位にし、魔性を劣位にする』ということで、そこにあるのは、魔性と聖性の真剣勝負である。更に言えば、昨今一部の狂信者が世界を騒がせているが、イスラム教における『ジ・ハード(聖戦)』とは、何も人を惨殺することを許可する、という凶悪な概念ではない。
『神の為に奮闘する』ことを意味し、つまり、その『神』というものは、しばしば『愛、真理』と『=』であると考えられるわけで、例えば、『人に裏切られ、殺意を覚えた』というとき、そこに現れるのは間違いなく『魔性の疼き』であるわけだが、しかし、それを聖性の力で劣位にさせよう、という『闘い』こそが、この『ジ・ハード(聖戦)』なのである。
つまり、『優位』、『劣位』にすることはできるが、『魔性を消し去る』ことは出来ない。自分が認識している何らかのコンプレックスを克服し、あるいは弱点を長所に変える為に行った努力は立派の一言だが、しかし、人間の本質から『魔性』が除去できることがないように、本当の意味で、自分から弱点を取り除くことは不可能なのである。
それはまるで、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスに似ている。善玉菌であるビフィズス菌を、ヤクルトやヨーグルトから摂る事実は周知の通りで、それはつまり、悪玉菌よりも『優位』にすることで、腸内環境を整えることが狙いなわけだ。悪玉菌が優位になってしまうと、下痢や便秘などの症状が出て、体調不良となる。
それを良好にするために、善玉菌を優位にしようというのが、その試みの狙いなのである。それと同じように、人間の『魔性』も、『聖性を優位にする』ことによって、『劣位』に出来ることになる。そこにあるのは『調和』だ。これで、フロイトとアインシュタインの言葉は一致した。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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もう一つの内省
自分が一歩踏み出す勇気が持てなかったり、躊躇してしまうのは、自分の過去に対して失敗してしまったというコンプレックスがある部分が大きいと思い込んでいる。過去の問題に対して自分で勝手に壁を作ってしまっている。壁を消して前に進んでいくのも、壁をそのまま大きいものとして前に進めないのも、全て自分の気持ち次第になっている。失敗を乗り越えていくことが自分の過去と向き合い、付き合っていくことになる。常に自分の過去の部分を頭に置きながら、同じ過ちを繰り返さないためにできることを考えながら後退ではなく前進することを止めないようしていく。