名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
私の親は、私のことをクリスチャンにさせるように、教育してきた。大げさに言おう。『洗脳』しようとしてきた。何しろ、私が物心つく前からキャンプのような場所へ行き、聖書を読んで、聖歌を歌って、日曜日には集会に通わせたのだ。私は、物心がついたとき、その異変に気付いた。周囲の者は、日曜日に集会に行っていないというのだ。だとしたら、自分がやっていることは、あっているのか、間違っているのか。私はまず最初に、それについて大いに混乱し、葛藤した。
クリスチャンは世界に20億人以上だ。ムスリムが10億、その後に、仏教徒やユダヤ人、ヒンズー教徒がいて、確かに人数で言えば、クリスチャンが一番多い。だが、『一番多い』ということが正解なのであれば、後の人達は全て間違っているということになり、そして、インド人と中国人の人口が爆発的に増加する予定の近い将来は、イスラム教が世界で最も正しい考え方だということになり、キリスト教は、『多数決』で、負ける。
ソクラテスは言った。
別に、人数が多いからといって、それが=正しいことにはならない。では、私の場合で言えばどうなるだろうか。私の家族では、クリスチャンの割合の方が多かった。そして、それに逆らってしまうと、まるで『この家の人間ではない』という気配が完全に漂って、『異端児』とか、『反抗期』扱いされることになった。
イギリスの小説家、D・H・ローレンスは言った。
私の両親は、私に『強要』してしまった。それがなければ、父親はまだ生きていて、我が家の形は、もっと丸みを帯びていたかもしれない。しかし、親を責めることはできない。彼女らとて、生きるのに必死だったのだ。彼らは確かに『教育者』としては、間違っていた部分があった。だが、『育児者』としては、100点に相応しい人間だった。私は彼女らの教育方法を反面教師にし、彼らの育児方法を最高の教師にし、子々孫々へと、その命の脈を繋いでいきたいと思っている。そしてそれは、私の子孫も、私に対して同じようにすればいいのだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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