名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
ヘンリー・フォードの有名な話として、ナポレオン・ヒルの著書、『思考は現実化する』にはこうある。
ヘンリー・フォードはとある裁判で向こう側の弁護士に、自分の会社の専門的な話について聞かれ、それについて知らないことを揶揄されると、こう答えた。
『そのような質問をするなら、私はあなたに言っておきたいことがあります。私の机の上には、たくさんのボタンがあります。その中の正しいボタンを押しさえすれば、私が必要としている知識を持った部下がすぐ来てくれ、正しい答えを私に教えてくます。私がどうしてあなたに答えるために、一般知識を全部詰め込んでおく必要があるのでしょうか。』
これがまさしく、今回のフォードの言葉とピタリ、リンクする話だ。『キャズム理論がわかる本』にはこうある。
ホールプロダクトを一社ですべてまかなうことも考えられます。しかし、企業はコアに集中し、コンテクストをアウトソーシングすることが、企業価値を高める上でも重要です。コアとは、企業価値を上昇させるあらゆるものを指します。それ以外がコンテクストです。ムーアは、コンテクストをアウトソーシングし、企業の資源をコアに集中すべきだと説きます。しかたがって、コアの部分だけ自社でまかない、他をパートナー企業に任せてホールプロダクトを構築する方向を検討すべきです。これはすなわちバリューチェーンの構築に他なりません。
全知全能の人間などいないのだ。コア(核となるもの)とコンテクスト(そうでないもの)を見極め、コンテクストは全てアウトソーシング(外注)したっていい。彼らはプロ(専門家)なのだから。至極単純に、会社で使う車が故障したら、車屋に、その修理を依頼するのと同じ考え方だ。この、当たり前すぎる発想を、あえて粒立てて、理解し、それを合理的にシステム化する人間は、結果を出す。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。
『38の黄金律』へ
Pickup名言