名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
『成功した人々は、失敗した人々がやりたがらないことをやる。当然、彼らもそういったことをやりたくない。だが、目的という力の前では、やりたくないとうい気持ちは二の次になる。』
私がこの言葉に出会ってもう10年が経つが、今でもこの言葉から得られるエネルギーは色褪せることなく、そしてそれは未来永劫としてそうなるだろう。ポイントなのは『やりたくないこと』をどう捉えるかだ。これを『ストレス』や『負荷』だと考えると、『やりたくない』と言う人は、『痛み』、『疲労』、『遊ぶ時間の減少』等、とにかくそれらが『自分にとって損』だと考えていることがわかるのだ。だからやりたくない。損をすることを避ける。一見すると、何とも合理的で、賢い人に見える。だが、もし彼らが『損得の意味をはき違えている』のであれば、どうだろうか。
損して得取れと言うだろう。あるいは、ウサギとカメのレースの行方はどうなったか。アリとキリギリスはどうだ。キツネとハリネズミはどうだ。ブタに真珠をあげることは、ネコに小判をあげることはどうだ。カメとアリとハリネズミは、その対戦相手や対象の相手から、『損だ』と揶揄された。自分の方が『得』だと。『利』は自分にあると。ブタとネコは、『穀物とキャットフードをよこせ』と言うのだ。
もし自分がそれをして『損をするからやらない』と思っているのであれば、多くの場合においてそれははき違えている。デール・カーネギーの名著『道は開ける』一文にこうある。
才能のあった駆け出しの作曲家ガーシュイン。バーリンという経営者がガーシュインの才能に惚れ込み、自分の音楽秘書になってくれれば今までの給料の3倍を払ってもよいと申し出た。『しかし、この仕事は引き受けないほうがいいよ。』と、バーリンは続けた。『引き受けたら、君はバーリンの二流品で終わるかもしれない。だが、 君が自分らしさを守り通せば、いつかはきっと一流品のガーシュインになるだろう。』ガーシュインはこの忠告を心に刻んで、自分の個性に徹することに努め、世界的作曲家となった。
ガーシュインはバーリンの下で働けば、大きな報酬を得ることができた。だが、聡明なバーリンの助言のおかげで、ガーシュインは『たった一度の自分の命』を最大限に有効活用することが出来た。
『成功した人々は、失敗した人々がやりたがらないことをやる。』
そして往々にしてその『失敗する人々』とは、精神未熟であり、思慮は浅い。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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