名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
60歳のホームレスが、趣味で不用品の修理を始め、それをビジネスにして、年商100億円まで売り上げる会社に成長させた事実がある。それでもう十分だろう。それまでは志が、無かっただけなのだ。人には環境の差異がある。自分の『意志』から、どうしても引っかかる『意(ある考え)』が無くなって、『志』に成長・昇華するまでにかかる時間は、人それぞれだ。
例えば虐待されていたらどうだ。親に日常茶飯事として、虐待されている。それでふさぎ込んで、学校でも虐められて、あるいは不登校になって、社会から隔離した生活を生きる。そういう人は、まず何よりも解決しなければならない問題を抱えているのだ。
勉強?スポーツ?人間関係?そんなものは優先順位として、極めて後だ。人間という生き物は実に賢い生き物だ。心の中では、実は何よりも優先しなければならない問題が何か、よく理解している。掃除が出来ない人がいるだろう。あれも往々にして、根幹にこの問題が関係している。
(別に掃除をしたところで、あの問題が解決するわけじゃないし。だとしたらまた自暴自棄になるし。また汚れるし。)
もちろん彼らは、第三者が見たらただのろくでなしにしか見えない。しかし、実際は『賢い』のだ。だがもちろん、『賢さ』にもいろいろあって、目の前で子供が轢かれそうになっていたり、虐待を受けていたり、不良にからまれていたりするのを、『見て見ぬフリをする』人もまた、『賢い』と表現できてしまうのである。
自分の人生へのリスクヘッジ(危機管理)をしたのだ。だから『賢い』。しかし当然、格好良くはない。格好良くない生き方をする人は、私は『賢い』とは思えない。このように、いや確かに生物学的には『賢い』のだが、人間的に見た印象が同じように『賢い』ように映るとは、限らない。
しかしとにかく、こう考えただけでも人間は複雑だ。その複雑な『意』が整理整頓され、いよいよ次の段階である、『この世をどう生き貫くか』という『志』を抱き始めるのには、人それぞれにかかる、時間があるのだ。
だから周りの人と比べて何か劣等感に陥る必要はない。問題なのは、自分の心を、どう整えるかだ。その為にまずは尽力し、優先順位の順番で、一つずつ解決していけばいい。そうすれば知らぬ間に『志』とやらに、心が辿り着いているだろう。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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