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考察
いや、小さな世界を見る人間を揶揄しているのではない。この『ウロボロスの輪』を見てどう思うかだ。世界は我々が認識している『エリア』の他にも、たくさんの世界が広がっていて、その規模は、人間の目視だけでは把握しきれない。その中で、『素粒子』ほどの『小さなこと』を考えている人間は、むしろずば抜けて賢いわけで、それを揶揄する意味ではない。
ウロボロスの図(画像)
だが例えば、上に挙げた『どこかの一部のエリアだけ』を見て、世の中を判断しているのであれば、その人柄は、小さい。『リカージョン』とは、『無限』という概念を考えることができる能力で、これが出来るのは、恐らく地球上では人間だけだと言われている。無限が理解できるということは、『有限』も理解できる。そんな貴重な『人間』に生まれたのだ。その人柄は、小さいままでは、もったいない。
『器が大きい人』の定義とは、小さいことをくよくよと気にしない人のことを言う。だが、この辺りが難しいところで、神経質な人は、小さいことを気にしてしまうものであり、鈍感な人がそれを気にしないのは、器というよりも『体質』が関係している可能性がある。
日本人ほど血液型を気にする種族はいないと言うが、しかし、なかなかどうして血液型の性格判断は遠からず当たっている。
- A型:神経質、気が利く
- B型:自己中心的、攻撃的
- O型:大雑把、おおらか
- AB型:二重人格
もちろん、完全にこの血液型の性質通りに人間が生きているということではない。だが、とある説に、
『A型は免疫力が弱く、O型は免疫力が強い。だからA型は食べ物や何やらを慎重に選ぶようになり、O型は大雑把になった。』
とあり、これはあながち的を外していないと感じた。私はA型だが、免疫力が弱く、すぐに風邪を引いたり、口唇ヘルペスにかかったりしてしまう。またあるいは、ハウスダストのアレルギーなので、埃のある部屋にいるとくしゃみが止まらない。それから、末端冷え性だ。肌も弱い。渇いた肌で髭剃りをしようものなら流血を覚悟する必要がある。
だから私は食事の管理や体調管理を人一倍するようになったし、部屋を人一倍掃除するようになり、肌の手入れや、空調管理に注意をし、人一倍管理能力が身につくようになった。その光景を見て、『神経質だ』と評価する人間もいた。だが私だってかつては、それらのことを大雑把にやっているときがあったのだ。部屋の掃除はしないし、電気はつけっぱなしで寝て、音楽もクーラーも常につけっぱなしだった。歯も大して磨かないし、食事の管理もぞんざいそのものだった。
しかし、それらの失敗で学び、成長したのだ。そうして細かいことを気にするようになった。そのおかげで、抱えていた問題の大半は解決していったのだ。
ホイットマンは言った。
私は末端冷え性だからこそ、寒さに震える人の背中に、そっと上着をかけてあげられるようになり、手には温かいコーヒーを渡してあげたいと思うようになった。
こうして考えると、あながち小さなことを気にしている人を『器が小さい人』と一辺倒に揶揄することはできない。定義では大雑把で豪快な人間が器が大きい人であるかもしれないが、いささかそう断言も出来そうもないと私は考えている。だがもちろん今回のテーマは『小さなことばかり考えていると』だ。そんな私も、『ばかり』なのであれば、確かにその通りだとうなづける。人間はどうせ最後には死ぬのだ。そのことを真正面から受け止めた時、大概のことは『大したことない』と言って、恬淡とすることができる。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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