名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
総理大臣として遊説中、短刀で数か所を刺された板垣退助。月日が経ち、出獄した加害者がのちに暴漢に刺された後板垣はそう言い、退院後、謝罪しに来たその暴漢に、
と言った板垣退助。彼はこうも言った。
『自由とは天地自然の普遍的な原理であり、人は自由によって生まれ、国はそれによって存立するものである。自由がなければ、人は人生を完遂することはできず、国は国家を維持することができないものである。』
『自由』こそが、人生のカギ。『人生』が確立することが、国家運営のカギ。しかし『自由』の定義はなかなか容易ではない。ルソーは、自身の著書『人間不平等起源論』の文中に、
「人間が一人でできる仕事(中略)に専念しているかぎり、人間の本性によって可能なかぎり自由で、健康で、善良で、幸福に生き、(中略)しかし、一人の人間がほかの人間の助けを必要とし、たった一人のために二人分の蓄えをもつことが有益だと気がつくとすぐに、平等は消え去り、私有が導入され、労働が必要となり、(中略)奴隷状態と悲惨とが芽ばえ、成長するのが見られたのであった」
と書き、『働くことは既に自由ではない』という発想を持った。
また、ダイバーシティ(多様性)についても疑問点があり、要は、異国、異宗教の間で争いが起きていることを考えた時、
『人間は、自由で、一人一人違うから面白い!』
といううたい文句には、首をかしげざるを得ない。だとしたら、無実の人を殺すテロリストも『多様性だ』と言って、容認しなければならない。『いやそれは違う』は、そのテロリストには通用しない。なぜなら彼らは自分たちの行為が、正しいと思ってやっている。だとしたらそこには『意志』があり、ダイバーシティを容認するなら、その意志を尊重しなければならない。
アメリカの作家、ディキンソンはこう言った。
そういうことになってしまうのである。しかし、それを踏まえたうえで考え直しても、『人間は自由であるべき』という発想が正しいことを、私は強く確信している。自由とは何だろうか。求めれば求めるほどそれを捕まえることが出来ない印象を持つ。
関連リンク:ルフィ『支配なんかしねぇよ この海で一番自由な奴が海賊王だ!!』
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