名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
過去の失敗とは、例えば、『非常識な場所で用を足した』ことである。それまでの蓄積とは、例えば『飽きれるほど積み重ねてきたトランプゲーム』である。そこで用を足したことで、人に迷惑をかけた、時間もかかった、恥をかいた。トランプゲームを飽きれるほどやってきて、外した、負けた、当たった、コツを掴んだ。(※トランプゲームも、蓄積から得られる先見の明も、等しく絶対をはじき出さない。)
『時間』と『金』を、『果実』とした場合、その量が多い方が『充実』する。だとすると、経験と蓄積を重ねた晩年とは、『要領』を見極めた、ある種の達人である。
(それは時間の無駄だ)
(それは金の無駄だ)
もっとリソースを費やす場所を最適化しよう。そうして得られる果実の量は、無知なあの頃の自分には、到底採れなかった。
ここに出たキーワードを一つ一つ熟考するだけでも、この言葉の奥行きは深くなる。ただ、ここで考えたいのが『女性の一生』だ。RESIDENT2014.9.29号にはこうある。
男が会社に勤め、女が専業主婦になるケースで考えると、結婚とは「女が男の可能性を買い、男が女の旬を買う」行為というふうに考えられる。男の年収のピークは50歳前後であるために、女は男の将来性を「青田買い」していることになる。他方、男にとっての女の魅力は、見かけ等が生け花と同じように時間とともに劣化するので、結婚した時点が女の最高の瞬間であり、「男は女の最高を買う」ことになる。
つまり、往々にして『女の最高』とは、若いときである。
といったが、女性とは自分たちに与えられた儚い運命を受け入れているものである。しかし、もし『人生が晩年の方が充実する』のであれば、彼女らの考え方、そしてこの世に蔓延している女性の一生に対する考え方が、偏見だという事実が浮き彫りになってくる。
私はその記事にも書いたが、なぜその時期を『最高の瞬間』だと決めつけるかが問題視されるということだ。
三島由紀夫が的を射た言葉を言っている。
つまり、女性が若い時に『最高』なのは、『性的な意味』でだけだ。つまり、『性の対象』として見られ、注目を浴びているということに喜びを感じるというのであればそれでいいが、もしそうではなく、人間的な魅力、人間としての価値に興味を持っているのであれば、それは三鬼陽之助の言う通りだ。晩年になるほどその価値は熟成される。つまりこの言葉は、男女に共通している。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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