Contents|目次

三島由紀夫『潔癖さといふものは、欲望の命ずる一種のわがままだ。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

ナポレオンは言った。

 

そして、キリストは言った。

キリスト

 

人間とは、太宰治がこう言うように、

 

あるいは、小説家、吉行淳之介がこう言うように、

 

ということで、絶対に清廉潔白にはなれない。『魔性(ませい)』があるからだ。聖書における『ヘブライ人の手紙』には、『父が子供を叱るとき』について、こう書いてある。

『神が自分の聖性を子に与えようとしているのだ』

 

つまり人間には『聖性と魔性』の両面がある。

 

 

その内、父が子を叱った場所には『愛(聖性)』が宿り、『魔が刺した』人間には『罪(魔性)』が宿っていることになる。だとしたら、見えて来るのは『聖性を優位にし、魔性を劣位にする』ということで、そこにあるのは、魔性と聖性の真剣勝負である。更に言えば、昨今一部の狂信者が世界を騒がせているが、イスラム教における『ジ・ハード(聖戦)』とは、何も人を惨殺することを許可する、という凶悪な概念ではない。

 

『神の為に奮闘する』ことを意味し、つまり、その『神』というものは、しばしば『愛、真理』と『=』であると考えられるわけで、例えば、『人に裏切られ、殺意を覚えた』というとき、そこに現れるのは間違いなく『魔性の疼き』であるわけだが、しかし、それを聖性の力で劣位にさせよう、という『闘い』こそが、この『ジ・ハード(聖戦)』なのである。太宰や吉行の言うように、『魔性』が無い人間などいない。それは、人間の身体から『悪玉菌』がなくならないことと同じだ。

 

日本文芸社『脳とカラダの不思議』にはこうある。

一般の動物は、育てやすい季節に出産を行えるように発情期というものが脳の中にプログラミングされているが人間の場合はいつでもセックスが可能だ。これは、脳の中の大脳皮質が深く関係している。生殖に関するメカニズムを担っているのは脳幹にある視床下部であるが、人間の場合は大脳皮質の前頭連合野も性行動に深く関係している。もし、視床下部だけに性行動が支配されているとしたら、人はひたすら欲望の赴くままにセックスを求めて、社会的な秩序はあっという間に崩壊してしまう。

 

元々人間は、ほぼ動物に近い野性的な存在だったのだ。だがそれを『理性(聖性)』でもって、抑えつけることに成功した。

 

満州の劇作家、別役実は言った。

 

人間は元々エゴイズムで野性的なのだから、それ以上の存在になろうというのは、人間の矜持と同様に、エゴである。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

特別情報

当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。

 

『38の黄金律』へ

 

名言一覧

名言一覧(厳選した500人の8,000の格言)

 

Pickup名言

8000の言葉から名言がランダムに表示されます。偶然あなたに突き刺さる言葉に出逢えるかも∠(`・ω・´)✧!?

名言AI

西岡常一『心の糧は五感を通して心の底に映る万象を正しゅう判断して蓄えること。これが心に飯を食わせることですな。 』 木村拓哉の名言・格言一覧 サント・ブーヴ『人間をよく理解する方法は、たった一つしかない。それは、彼らを判断するのに決して急がないことだ。』

 

関連する『黄金律

『人間が「幸せだ」と言ったのなら、そこにあるのは隠蔽だ。』

同じ人物の名言一覧

三島由紀夫の名言・格言一覧