名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
土地の選定と基礎工事を怠ると、建造物はどうなるだろうか。実に簡単な理論である。しかし中学生の頃、私はNBA選手やスラムダンクのキャラクターの様に、ドリブルや走り込み、パス練習等の地味な基礎練習なんかよりも、派手なストリートっぽいパフォーマンスをやりたいという、くだらない動機でバスケットボールに臨んでいた。
基礎を舐めていたのだ。一つは地味、一つはそこまで本気でやってない、一つは基礎の効力を知らなかったことが、その理由だったのである。経営学の父、ドラッカーは言う。
基礎を固めた人にチャンスがあるというより、基礎を固めた人にしか、建てられない建造物があるのだ。例えば私は初めて木刀を持ったとき、正直納得がいかなかった。『重い』からだ。市内である程度剣道を積み重ねて、師匠には『お前らは段で言ったら初段くらいの実力はある』と言われた私は、木刀を持ったとき、それがあまりにも重くて使いづらい事実を目の当たりにしたとき、それを受け入れることができなかったのだ。
それから数年が経ち、私はその間にボクシングをやったり、筋力トレーニングをやったりして身体をこまめに鍛えていた。実は私は、握力をあまり鍛えてこなかったのだ。握力の鍛え方がよくわからず、もっとわかりやすい、
- サンドバッグを殴る
- ダンベルを上げる
- 懸垂をする
- ダッシュをする
というようなトレーニングだけに集中して時間を過ごしてきた。しかし、ある時から握力の鍛え方のコツがわかってきて、少しずつ握力がついてきたような実感を覚えた。
そんなあるとき、ふと家にあったその木刀を手に取ってみると、なんとその木刀は軽かったのだ。つまり、私は当時、ただその木刀を振り回せるだけの基礎筋力がついていなかっただけだったのだ。そして握力などの基礎的な筋肉がある一定の水準を超えたとき、ようやくそれを重いとは感じなくなった。
『基礎を固めた人には必ずチャンスが来る。』
先ほどのバスケットボールとて同じことだそうした基礎が身についていない人間が、試合で使い物になるわけがない。羽生善治は、『決断力』という著書の中で言っている。
『一流のプロスポーツ選手は、 自分がボールを手にしたとき、次にどこへ進めばいいか、その道が、光って見えるときがあるという。将棋も同じだ。 まるで、そこに置くべきだと言わんばかりに、駒とマスが光って見えるときがある。』
この現象を起こすためには、徹底的な基礎土台を積み上げる必要があるのだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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