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孟子『人間はだれでも他人の不幸を見過ごせない同情心がある。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

偉人

ふむ…。

運営者

考察

こう聞いたとき、

 

『いや、あいつは冷たい奴だ。俺はそういう奴を知っている。』

 

と思うこともあるかもしれないが、実はそんなことはない。不幸を見過ごせない同情心。それは『良心』とも言い、これを植えつけるのは往々にして『両親』の役目である。つまり、その両親がどういうパラダイム(価値観)を植えつけるかだ。

 

両親

 

ロシアの作家、アルツィバーシェフは言った。

 

例えば家庭が貧乏だった場合、別に夕食に『揚げ物が出ない』ことは、『不幸』でも何でもない。それについて憂うことはむしろ、『贅沢病』としか思うことはないだろう。私は知識が入ると体がその知識に従うタイプで、逆にその知識を自分のものにしなければテコでも動かない。そんな私は、20代のうちに脂肪肝直前まで太ったり、あるいはダイエットに成功したり、ボクシングジムに通ってみたりと、健康について多く勉強することになった。

 

そんな私は、『揚げ物を食べると体がどうなるか』ということをよく知識で理解し、それを自分のものにしてから、揚げ物を食べるときは罪悪感と背徳感が心を占めるようになった。確かに糖質と脂質を得て、原始時代から植えついた細胞は喜び、ドーパミンは出るが、それよりもそういった背徳感の方が上回るようになったのだ。

 

ドーパミン

 

そして事実、胃もたれを起こすようになった。これは10代の頃からあったのだが無知だった私はそれを『膨満感』だと思っていて、それが腹が満たされた証拠だと勘違いしていたのだ。しかし、経験を積み、それが『太る予兆』であることを知っていくと、それが膨満感ではなく『胃もたれ』であると理解し、そうした食べ物を食べることを避けるようになったのだ。

 

今、体が喜ぶ食べものはアルカリ性食品である。海藻類や、高野豆腐などのヘルシーな料理だ。唐揚げなどの揚げ物を食べるとき、ノンオイルフライヤーを使ってでさえも、(なぜわざわざこんな油を食べなければならないんだ)と思うようになった。つまり、別に夕食に『揚げ物が出ない』ことは、『不幸』でも何でもない。それについて憂うことはむしろ、『贅沢病』なのだ。

 

そう考えると、確かに『不幸を見過ごせない良心』は人それぞれにあるが、何を持ってそれを『幸福』とし、『不幸』とするかも、人それぞれなのだ。従って、冒頭で書いた『冷たい人』は、『冷たいと思った人』とパラダイム(価値観)が違う。それだけなのである。彼はまた、彼のパラダイムによって、不幸に同情するだろう。

 

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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