名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
いくら身体中にしこたま武器や大砲を仕込んでも、腹に抱えた一本の槍には敵わないこともある。葉からしたたり落ちた雫が、水たまりを作り、土を削り、川となり、気の遠くなる年月をかけてやがて大河となるように、屈することなく自分の信じた道をひた歩く。そうでなければ、どうしてそこに大河が出来ようか。
中国の思想家、魯迅は言う。
もしかしたら、自分の代だけでは大河にはならないかもしれない。だが、別にそれでいいではないか。
ミハイル・ゴルバチョフは言う。
孔子は言う。
『意志』は、自分がこの世に生まれたことの、存在証明である。自分の意思を最大限に躍動させるためには、往々にして一つのことに集中し、一つの武器を研ぎ澄ませることが大きなポイントとなる。
例えば、生きる環境が完全に整った場所で、浮浪者やニートかのように、何もしないで欲望に任せ、自堕落で刹那的で、場当たり的な人生を生きる人間がいるとする。彼が使うお金は全て親のお金で、そのお金も無限ではない。彼がそうして無心、かつ浪費を続けたら、限りある時間の中で底がつくことは見えている。
彼は親にも迷惑をかけ、自分の将来の家族にも迷惑をかけ、もちろん、そうして自堕落に生きるからして、彼と接触する人みんなに迷惑をかけて生きながらえている。そういう人間は、確かに『金がある』からして、人よりも偉い地位につき、偉そうにすることができる。
例えば、どんな店に行っても『上客』だから、VIP待遇なのである。レストランやクラブはVIP席、飛行機はファーストクラスだ。性的な欲求も全て大金をはたいて解決する。芸能人の卵のような人間がいるデリヘルを利用することも彼にとってはお茶の子さいさいだ。金の切れ目が縁の切れ目。彼は確かにお金が尽きたら『その地位』でいることはできなくなるだろう。だが、金がある以上はそれが続くのも事実だ。そういう人間がこの世にいるとする。
一方、幼少期から一つのことに集中した人間がいるとする。例えば日本で言えば、イチロー、本田圭佑、錦織圭、吉田沙保里、石川遼、内村航平、福原愛、浅田真央、羽生結弦、彼ら、彼女らは皆若くして世界に名を馳せる、名アスリートとなった。しかしそれは、彼ら、彼女らが幼少の頃から、自分の生きる道をしっかりと見定め、
と、そのことだけを考え抜いて、努力して生きて来たからだった。彼ら、彼女らはこの世の歴史に大きな爪痕を遺し、多くの人々に夢と勇気を与えた。中にはお金を持っていない人間もいるかもしれないが、そんな彼らと先ほど挙げた男を比較したとき、本当に『お金がある』からといって、その男の方が地位が高く、優遇されるべきだろうか。
私はそうは思わない。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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