名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
『人生航路において辱めを受けたり、運命に恵まれなかったり、因果に支配されても、すべて天命と受け止めよ。食うもの、衣(きる)もののない貧乏生活であっても、楽しみをその中に見出せ。』
何も、宗教的な発想をすればいいということではない。『天命』という言葉が出ても、別にそれとは関係ない。
松下幸之助はこう言い、
渋沢栄一もこう言ったが、
自分が受けた天分というものを理解し、それを100%受け止め、命を使い切る、という発想が欲しいのである。例えば、皇族に生まれた人生と、生まれてすぐに棄てられた人生とは、間違いなく同じ天分にはないだろう。天分とは、生まれ持って与えられている、能力や環境のことだ。その『環境』が、同じだと言う人間はこのようには存在しない。
例えば、とある『人の10倍の速度で歳を取る奇病』を患った女性は、当然、私より、彼女の親よりも早くこの世を去ったわけだが、私は彼女の人生をテレビごしに見ていて、素直にこう思った。
(自分は、彼女よりも尊い一生を送れるだろうか?)
彼女は大好きなペットショップで働き、遠い異国にいる同じ病気を患った男性に、恋もしていた。もちろん、未練や葛藤はあっただろう。しかし、それはその他の全ての人間にも、同じようにあることではないだろうか。彼女はその中でも、より数奇な運命を強いられたわけだが、しかし、その運命を何とかして受け入れようとする姿勢は、人としてとても崇高であり、それ以上の境地がないようにさえ思った。
人は結局、生まれても、必ず死ぬ運命だ。その間に、様々なことがあるだろう。だが、あってもなくても、いずれ必ず、もれなく死んでいく。それが人も含めた、生命の運命だ。だとしたら、『天命と受け止めても』、『受け止めなくても』、死ぬことを避けることはできない。この唯一無二の命が別のものに変化することは無い。
それならば、全て天命と受け止めよ。そして、その唯一無二の自分の一生を生き貫き、命を使い切るべし。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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