名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
『枝葉末節のものほど、非常に移り変わりが激しいから影響力が大きく見えるが、それはまことに陰であり響であって空しいものだ。すぐに消えてしまう。本質的なるものの影響は影響ではなくって、それはもう骨髄に入る。ものになる。身になる。身につく。これは影響ではなくって感化という。』
枝葉末節というのは、本質から外れた些細なことの意味。つまり、『真理と流行』で考えればわかりやすいはずである。『真理』というものは、いついかなるときもその姿形を変えない物事の道理。『流行』は、時代によって大きく変化し、流動しているものだ。間違いなく、ここでいう『本質的なもの』は『真理』であり、『枝葉末節なもの』は『流行』なのである。
つまり、真理の話を理解できる人間とは、識者だけであり、それ以外の大勢の人は、それよりも流行という派手な目に見える波に乗りたい。そんな状況を考えた時、『では一体どちらに目を向けることが大事なのか』という疑問が浮かび上がるわけだが、安岡正篤に言わせれば、それは愚問である。
ただし、小津安二郎が言った様に、
『どうでもいいこと』と最初からわかっているのであれば、枝葉末節たる流行に乗ってしまうことは、むしろ智恵である。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。
『38の黄金律』へ
Pickup名言