名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
他にも、こういう言い回しがある。
『小さいことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道。』
意味は同じだ。私がイチローの言葉で最も好きな言葉である。何しろ、『野球嫌い』で、『コツコツやる』といったことが大嫌いだった私の目をとめたのだ。好きな人間を惚れさせるのではなく、嫌いだった人間を振り向かせた。こういう言葉は、真の言葉である。私がこの言葉が最も最大化されると考えているのは、記者とのこういうやり取りだ。これがCM上のことなのか、何なのかは忘れたが、身体に激震が走ったのである。
記者
イチロー
- 『同じ毎日⇒確かな一歩』
- 『繰り返し⇒積み重ね』
『コツコツ地道にやっていく』という言い回しが嫌いだった私も、『確かな一歩を積み重ねる』だったら、受け入れることが出来た。これはどういうことかというと、おそらく前者は、(どうせそれしかできないから)という発想が垣間見え、『自分を卑下している』ところがどこかに感じられて、後者は、『誇り高き自分でいられる』という、『プライド』が関係しているからだ。別に意味は同じなのだが、精神的な部分で、何かこう、自分と強く共鳴するのは、後者の方だった。
特に、『同じ毎日をコツコツ繰り返して』など、私には到底受け入れられなかった。だから、昨日までと違うことを探しては、毎日をエンジョイすることばかりに目を向けていた。しかし、それではまるで『時間の散財』だった。散財。つまり、自分が持っているはずの『時間』という圧倒的財産を、『浪費』していた。
何しろ、次の日はもう、昨日やったことをやっていない。何一つ意識して積み重ねているものがなかったから、刹那的だったのである。20代前半まではそういう刹那的で良かった。しかしやはり『飽きる』し、将来性が無かった。財産の有無によって遊び方や人間関係に格差も出て来るし、やはり、積み上げている人間には敵わないという事実を思い知ると、高いプライドが、刹那的な人生を否定し始めた。『建設的』でなければならない。それはどこかで知っていたが、どこかそういう生き方は味気なく、刺激的でもなかった。しかし、イチローのこの言葉を聞いて私は、衝撃を受けたのだ。
たった一度のこの人生。刹那の遊びは、腐るほどやった。残す人生は、確かな一歩を歩いて行きたい。どこまで行けるか、勝負したいからだ。20代の頃にこの言葉に出会えてよかった。イチローのこの言葉は、恐らく生きている間ずっと、心に残り続けることだろう。
追記:ちなみにエジソンは、
と言ったが、彼は言葉通り、『1万通りの方法を試した』のであり、『同じことを1万回やった』のではないのだ。そこが非常に重要なポイントである。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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絶望名人部下
『絶望名人カフカ 希望名人ゲーテ』という本があり、『ちびまる子ちゃん』には『いつも前向き、山田君』と『いつも下向き、藤木君』がいますが、私はいわば『ゲーテかつ山田君』であり、私の20年来の部下は『カフカかつ藤木君』です。そのような人から見るとこの名言はどう見えるでしょうか。
もう一つの内省
毎日重要なことをやり続けることが難しいのは、やろうとしても続けられなかった経験があるから痛いほどわかる。
確かな一歩、言い訳を考えてやろうと思うだけで終わってしまうことをなくし、無駄なことを考える暇があるなら行動に移していきたい。
2023年6月から、名言の内省に彼の内省文を載せていきます。ちなみに彼は現在、私がこれらの文章を書いた『10年後』の年齢です。
関連する『黄金律』
『「一歩」の価値をどう評価するかで、その人間の人生は決まる。』
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『一つのことに集中する人間だけが手に入れられる圧倒的な力がある。』