名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
リルケは言う。
『あなたの心の中の未解決のものすべてに対して、忍耐強くなってください。たとえば錠のおりた部屋のように、あるいは外国語で書かれた書物のように、問いそのものを愛するように努めるのです。今すぐ答えを探さないでください。あなたはまだ答えを自ら生きていないのですから、今、答えを与えられることはありません。すべてを経験することが大切なのです。今は、問いを生きる必要があります。そうすれば遠いいつの日か、徐々に、知らず知らず、答えを経験している自分に気づくことでしょう。』
冬が来れば、いずれ春が来る。その時に、初めて冬の寒さに感慨を覚えるものだ。私は物心がついたときから『強いられている環境』があった。『家庭』である。家庭に対して『強いられている環境』などと、何とも物騒な言い回しであるが、その言い回しこそが、私が生きて来た人生の葛藤の深さを、物語っている。
私は『宗教問題』という複雑すぎるテーマ、つまり未解決の問題を常に抱えて、長い間人生を生きていた。それについて憂い、悩み、苦しみ、あるいは逃げ、思考を放棄して刹那的に生き、あるいは場当たり的に人生を生きては、とばっちりを食らい、制裁を食らい、その非合理的な生き方に虚しさを覚えていた。親を怨んだし、死を願った。だが、本当に父親がガンで死んだとき、私は悟ったのだ。
(彼には彼なりの人生があった。私には私なりの人生がある。我々は一心同体ではなかったのだ。こうして別々に死んでいく、別々の存在だったのだ。)
それからおよそ10年後、私は長い時間をかけて『四聖の言葉』と向き合ったページを作り上げた。やる前は高い壁だったが、しかし、私よりもうんと高い壁を登っている人がわんさかいることを考えると、あるいは『我が一族』に生まれた運命について考えると、やらないわけにはいかなった。私はこれを書き上げたことを、本当に誇りに思っている。
ということは、あの時、私の身にあった『理不尽で困難な試練』は、私の人生にとって、なくてはならないノルマだったのだ。『使命』。それは『命を使い切る』と書く。自分に与えられた使命(ノルマ)と真正面から向き合ったとき、人は計り知れない力を手に入れることができる。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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