名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
『割れ窓理論』とは、窓が少しでも割れているのを見たら、すぐにその窓を修繕しないと、次に見たときには取り返しのつかない状態になっている、として、軽犯罪を徹底的に取り締まることで、凶悪な犯罪を未然に防ぐ、という戦略である。
ゴミのポイ捨てだとか、落書きだとか、とにかく治安とは、そういう軽微な犯罪から膨らんでしまうものだ。『自由の国だから』とか、『それぐらいはいいか』とか、そういう気持ちのゆるみこそ、アメリカが犯罪大国の一面を持っていることの根幹だったのだ。ルドルフ・ジュリアーニは、その『割れ窓理論』を徹底追及し、ニューヨークの犯罪率を激減させることに成功させたのである。
──来たる9.11。
歴史的なテロの脅威に直面したブッシュ大統領とルドルフ・ジュリアーニは、テロと戦うことを宣言。そして、言ったのだ。
『われわれは自由に生きることを選択する。』
ただ自由に生きる。それだけのことが出来ない。人間とは、愚かな生き物である。『自由』を考えるときに面白い話がある。かつて、マケドニア帝国の王、アレクサンドロス三世は、ソクラテスの弟子であるアンティステネスの弟子、『樽の中のディオゲネス』に対し、挨拶が無いのでわざわざ会いに行った。
何か希望はないかと聞くと、ディオゲネスは言った。
『あなたにそこに立たれると、日陰になるからどいてください。』
アレキサンダー大王は、帰途、連れの者に言った。
『私がもしアレクサンドロスじゃなかったら、ディオゲネスになりたい。』
樽の中で気ままに暮らす、ディオゲネス。マケドニア帝国の王として、実に幾多の波乱万丈な道のりを歩いてきたアレキサンダー大王。自由とは一体、何なのだろうか。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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