名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
いくら自分に『光り輝く才能』があったとしても、それを理由に傲慢不遜になることは許されない。日本航空(JAL)が破綻した理由もそれだ。稲盛和夫がその再建に名乗り出た時、幹部の口から出た言葉は、よそ者、稲盛への揶揄たる批判だった。しかし、あの仏の様な顔をした稲盛は一喝したのだ。
JALは完全に『大企業病』だったのだ。確かに幹部たちは優秀な人材が揃っていた。だが、本当に優秀な人材なら、会社を破綻に招くようなことには導かない。そういうことだったのである。稲盛は、自身が培ってきた、
- アメーバ経営
- 京セラフィロソフィ(哲学)
によって現場の細部に息を吹き込み、経営の本質を徹底的に洗い直した。そして見事に息を吹き返したのだ。それが稲盛和夫という現代の経営の神がやってみせた偉業である。
『凡才の集団は孤高の天才に勝る』という本がある。確かに、稲盛という人間は孤高の天才だった。何しろ、揶揄され批判され、そして負の温床に立ち向かったのだ。その風当たりは、生易しい物ではなかった。だが、その勇気を信じて行動したのは、JAL社員、一人一人なのである。その力を信じたのだ。それが、前述した稲盛和夫の『テコ入れ』なのである。
稲盛がそういう高慢な人間だったなら、どうして傲慢不遜の人間達が、耳を傾けるだろう。気持ちは必ず人に、伝わるのである。
また、織田信長は言ったが、
こういった傲慢さを持ったり、あるいは『宝の持ち腐れ』になることにも注意を払いたい。いくら名刀でも、手入れをしないで雨ざらしにしていたら刀の切れ味は悪くなる。生きている限り自分という刀を磨き続ける堅実な姿勢で、人生を生き貫きたい。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。
『38の黄金律』へ
名言一覧
Pickup名言
名言AI
パブロ・ピカソ『すべては奇跡だ。例えば、お風呂に入ったとき、あなたがお湯に溶けてしまわないことだって。』 小林陽太郎『意見は意見。反論する相手を嫌ったり遠ざけたりする上司は失格。』 萩原朔太郎『人は新しく生きるために、絶えず告別せねばならない。すべての古き親しき知己から、環境から、思想から、習慣から。』
関連する『黄金律』
『この世に価値のない人間などいない。いるのは価値がわからない人間だけだ。』
『人間が転落するタイミングは決まっている。「得意時代」だ。』