名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
絶望も希望も、人間が勝手に捻出した概念だ。
カントは言った。
そんなことを考えるのが哲学であり、だとしたら魯迅の次の言葉の意味も見えて来る。
道など最初から、ない。希望も絶望も、ない。法律もルールも国家も身分も、お金も言語の違いも差別も争いも、ない。これらは全て『人為的』なものである。『自然』ではない。
ドストエフスキーは言った。
まずは『人為的』であるかどうかがわかれば十分だ。そしてもう一つに『自然』がある。人間は、元々あった大自然の中に『範囲』を作って確保し、そこに人間にとって居心地のいい世界を作った。
ニーチェは言った。
『論理は完全な虚構の見本である。現実の中には論理などは存在せず、現実はまったく別の複雑極まりないものである。我々は実際の出来事を思考においていわば簡略化装置で濾過するように、この虚構を図式化することによって記号化し論理的プロセスとして伝達および認識可能なものとする。』
『論理』も『記号』も、全て『人為的』である。人間以外の森羅万象には関係ない話だ。人間は、その『範囲』という境界線を越えると、例えば『環境破壊』という危険信号を察知し、どの道その後、その『範囲』を守ろうとして、画策することになる。
とにかく、人為的なのだ。人間が勝手に作り出したのだ。だとしたら絶望は妄想で、希望だけは叶う。そういう風に自分勝手に考えることは、この『人間勝手』な人為的な世界と比べたら、なんらおかしいことではない。むしろ当たり前だ。
わざわざこの虚無たる混沌の闇の中に、理想郷を作ったのが人間なのだ。だとしたら、最後まで理想(希望)を追い続ければいい。『それしかできない』のではない。『それができる』のだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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