偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
ニーチェは言う。
そういう消化、あるいは『咀嚼』という時期が、人間には必要である。何しろ全ての人間は、意識していないところで勝手にこれを行っている。例えば、睡眠中には脳の情報が『整理』されているのだ。日本文芸社『脳とカラダの不思議』にはこうある。
また、睡眠には、記憶の整理という役目もある。記憶の中枢である海場は眠っているときも活発に活動を続けており、起きているときに体験したことを『夢』として脳内で追体験する。これは、不必要な記憶を消去し、必要な記憶を保存するための作業なのである。
例えば一日中、グラウンドで運動をしていたとする。すると当然、身体中は泥だらけか、汚れがこびりついているだろう。家の掃除もそうだ。家中の大掃除をした夕方には、もうすっかり体はホコリまみれになっている。
PCやスマホはどうだ。再起動しないでずーっと使用していると、知らないところ(バックグラウンド等)で消したはずのソフトや、あるいはウイルスなどが動き出し、動きが重くなるはずである。頭も同じだ。一日を全力で過ごせば、夜にはへとへとになっている。酷使したのだ。前述したことと同じように、身体中に、脳内中に、ストレス(常日頃の悩み、挙がった問題、未解決ミッション、目標までの距離、入れたての知識、乳酸等)が蔓延している。
それを睡眠中に整理したり、入浴やマッサージで老廃物を流したり、再起動やリフレッシュをしたりして、英気を養うのである。それをしないことはまるで『水分補給をしないサウナ』だ。サウナは、水分補給まで行って初めて効果を発揮する。そうじゃないと、ただただ血液をドロドロにして、梗塞させてしまうわけで、脳梗塞や半身不随になってしまう可能性があるのだ。
そう考えると人間は、『二歩進んだら、一歩下がる』。こういうペースを忘れないようにしていかなければならないのである。人間には『進化の時期』というものが必要だ。もし自分が今『足踏みをしている』と思っているのであれば、電力王、松永安左エ門のこの言葉を見ると良いだろう。
人間には、その『足踏みの時期』がとても重要である。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。
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