名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
ポイントは『曲がり角』という概念である。ここが極めて重要なポイントであり、サラッと聞き流してしまっている人は、こうして粒立てることで、フィーチャー(ピックアップ)され、今、この『曲がり角』という言葉に対し、集中力が跳ね上がったはずだ。それでいい。いや、私もそう言ってほしかった。私には最高のメンターがいたが、しかし、これは別にそのメンターに言われたことではない。
『最高のメンターがいた』ということも、サラッと聞き流してい待ってはならない。FacebookのCOO、シェリル・サンドバーグは、著書『LEAN IN』でこう言っている。
Googleにいた頃、非常に優秀な若い女性に数年にわたって注目し、彼女が重大な決定をする局面で折に触れてアドバイスをした。『メンター』という言葉は使わなかったが、彼女の成長の為にたくさんの時間を費やしたつもりだった。だからある日彼女が、
『私はメンターはいなかったし、私を見守ってくれる人は誰もいなかった』
とひどくあからさまに言った時、私はびっくりしてしまった。そこで、
『あなたはメンターをどういう意味で使っているのかしら』
と質問してみた。彼女曰く、
『少なくとも週に一時間は話し合いをする相手』
だと言う。私は微笑み、それはメンターではなくセラピストだと思ったけれども、何も言わなかった。
彼女は続けて、
『手とり足とりメンティーを指導するほど時間のあるメンターはめったにいない。たいていは自分の厄介な仕事に忙殺されている。(中略)メンターになるような地位の人達がもっとも得意とするのは問題解決である。』
と言っているが、そもそも『メンターが存在した』ということだけで、私は極めて貴重な体験をしていることになる。しかし、その私でも、彼らメンターに、特にこの『曲がり角』という部分について、具体的な指導を受けたことはない、ということなのだ。これで、俄然この問題についての集中力は高まったことだろう。
では、本題である。むしろなぜ、人生が『一本道』だと思っていたのか?
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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『絶望名人カフカ 希望名人ゲーテ』という本があり、『ちびまる子ちゃん』には『いつも前向き、山田君』と『いつも下向き、藤木君』がいますが、私はいわば『ゲーテかつ山田君』であり、私の20年来の部下は『カフカかつ藤木君』です。そのような人から見るとこの名言はどう見えるでしょうか。
自分の人生を振り返る時はあるが、それは自分が向き合いやすい問題を中心に振り返ることが多い。ただ、その振り返りでもあの時違う行動をしていればという、後悔というか反省の内容が多く感じてしまう。間違った部分を考えるのもいいが、友人関係や身内の死などについては、考えても答えという部分がハッキリとわからないと思ってしまい、そのままその出来事を心にとめながら人生を進めていくように考えてしまう。思うだけでは乗り越えたことにならないので、まずその出来事に対して自分の中で完全に消化して前に進むように向き合うことが必要になる。