名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
『病気にはそれぞれ特効薬があります。ところが愛されないが故の寂しさだけは薬では癒されません。私たちがしている仕事を評価してくださっている方々にお願いしたいのは、どうぞ自分の周囲を見回して、愛に飢えている人々に喜んで愛を与え、その人たちに奉仕してくださいということです。』
『奉仕』をすると言うが、それが『自己満足』にしかならない場合がある。
例えば、ブッダの言葉の超訳として私は、
ここに『育児と教育は違う』と書いた。『ある』からといって与えてはいけないということがあるのだ。
この記事に出て来る世界的歌手、ライオネル・リッチーは、養子である、ニコール・リッチーに対し、『どういう愛情』を注いでいただろうか。彼の気持ちはわかる。彼女を養子に迎え入れた気持ちもわかる。だが、『育児と教育は違う』のである。そう考えると、どうも『奉仕』という言葉が、きな臭くなってきた。自分では『奉仕』をしたつもりで、確かに一時的には自分も相手も満たされた。だが、それが後になって、首を絞める結果になった。ということは、稀ではないのが現実だ。
例えば私の部下だ。彼は幼少の頃、兄を事故で亡くしている。以来、彼の家族には『被害者意識』という負のオーラが立ち込め、それは当然、彼の人生の根幹に根付いた。こういう発言をされた経験はあるだろうか。
自分の分身ともいえる、部下や身内にだ。では、彼に対する『最も適した愛の形』は?『奉仕の形』は?それに的確にこたえられる人間だけが、今回のマザー・テレサの言葉の意味を、『きちんと』理解できる人間だ。
追記:この記事から4年。この部下は入社してもう11年目に入った。彼がどれくらい成長したかというと、残念ながらむしろ後退していると言っていい。『人生を諦めた』からだ。結婚もしないし、子供を持つ権利も捨てると言った。自分の粗悪でぞんざいな生活態度をいつまでもいつまでも改めることができないからだ。どうやっても何をされても、一向に改善することができないからだ。
彼が人生の質を上げるためには、まず礼儀を覚え、規則正しい生活をし、自省的になり、不誠実とは無縁な人間になる必要がある。しかし、彼はその対極にいる人間であり、未だに遅刻をし、自己弁護の言い訳をし続ける始末である。
滝に打たれること、病院に行くことも本気で検討した。むしろ、時期が来たら寺や施設に行き、『内観』の期間を最低でも一週間設けるつもりだ。彼に残されている選択肢はもう、それぐらいしかないのである。
『病気にはそれぞれ特効薬があります。ところが愛されないが故の寂しさだけは薬では癒されません。』
『愛』の考え方は人それぞれ違う。例えば日本人の男性は、『愛している』という言葉を軽々しく口にしない。だが、外国人は自分の母親に、大人になっても『ママ』と平気で言って、その言葉を口にしている。『愛されている』というのは、口にしなければわからないことなのだろうか。軽々しく口人する人間が詐欺をしたり、浮気をしたりするのはどうしてだろうか。『愛されない』と考えるその心は、本当に正しいのだろうか。
マザー・テレサの言葉は『やさしい』。だが、やさしさには『易しさ』と『優しさ』の二つがあるように、必ずしも外部の人間が特定の人間に愛を捧げなくてもいいのだ。本人が、
(自分は愛されている)
と思えば、それで済むのだから。つまりこういうことだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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