名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
核兵器を作らないようにするのは無理だ。そういう発想をするのは、人間の歴史に真正面から向き合った賢明な人間なら、誰しもが辿り着く意見である。
マルクスは、
と言い、ウォーレン・バフェットに言わせれば、
ということだが、このような言葉があるということは、このような事実があるということに他ならない。例えば、経済学の巨人と言われたガルブレイスは、1636年のチューリップ狂の経験以来、 何も変わらないある法則を見極め、こう言っていた。著書『バブルの物語』にはこうある。
『個人も機関も、富の増大から得られるすばらしい満足感のとりこになる。これには自分の洞察力がすぐれているからだという幻想がつきものなのであるが、この幻想は、自分および他の人の知性は金の所有と密接に歩調をそろえて進んでいるという一般的な受け止め方によって守られている。』
バブルが膨らみ、それが弾ける。こんなことが、ガルブレイスから言わせても、もう400年続けられているのだ。人間に欲望がある限り、探究心を含めたそのエゴの暴走を止めることは出来ない。しかしだとしたら、戦争があったのも紀元前数千年前からあったわけで、それも止められない、と考えるのが普通のはずである。しかし、一国の首相は立場的に口が裂けてもそれを言うことはできないだろう。
それに、アインシュタインもこう言っている。
科学的発見は、たとえその科学者が『兵器として乱用する』ことを意識していなくても、『善しとされているシーン』での探求の途中で、発見されることがある。しかし、原子力発電所を『核兵器』と考える人がいる以上、『核兵器のない世界』を作ることは出来ない。どんな技術でも何かしらの揚げ足を取られ、揶揄して批判する人間は消えないだろう。
フランスの哲学者、サルトルは言った。
そこに書いた『空を飛んだ少年』は、『戦闘機づくりの基礎土台作り』に加担したのではなく、ただ空を飛んでみたかっただけなのだ。人間のこうした探究心を止めることは不可能の様に思えるし、むしろ、メリットだってたくさんあるはずだ。これで言えば『飛行機』が、そのメリットそのもの。
デメリットは戦闘機や爆撃機かもしれないが、しかし、サッチャーの言葉を考えた時、『飛行機で爆弾を落とすのは、欲望を間違った方向に向けた結果だ』ということで、人間は『探究を続ける』という権利を主張する以上は、『戦争を起こさない』という義務を果たさなければならない。至極単純に、物を買う(権利を得る)時に、お金を払う(義務を果たす)ように、人間は、他の森羅万象よりも欲張りで、その権利を不必要に主張するのであれば、それに伴った義務(使命、責務)を果たさなければならない。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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