名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
17世紀フランス古典主義時代の劇作家、コルネイユは言う。
そこにも書いた、ハーバードで学士号を取り、 スタンフォードで博士号を取得したソニア・リュボミアスキーの著書、『幸せがずっと続く12の行動習慣』の一文は、注目に値する。
心理学の世界では『トラウマとなる過去の出来事に関して心の奥底にある感情を書けば、多くの恩恵がもたらされる』という結果が次々と出ています。対照グループに比べて、試練やトラウマなど心の奥にある思いや感情を掘り下げながら書き留めて3日間を過ごした人々は、その後、以前よりも病院へ行く回数が減り、免疫システムが向上した、という結果が示され、落ち込むことや苦悩することも減ったと報告されています。
言うだけではなく、書くだけでもいいのだ。この文献だけではない。様々な場面でもこの方法は推進されていて、権威ある学者たちが、口を揃えている。そして何より、私自身がそれを強く推進する人間の一人だ。何しろ私は、こうして文章を書いているが、その量が半端ではない。
いや、今の時点では半端だが、これを、10年間続けても全く苦にならないと思っていることを考えると、半端ではない量を書くことも、やろうと思えばできる。どこにそんなエネルギーと、書くネタがあるかというと、心の内から湧き出る、この世への怒りや、理想、今まで溜めてきて、耐えて来た鬱憤や、ストレス、そういうものが、持ち前の複雑な思考回路、繊細な心、高いプライドと相まって、次から次へと捻出されるのだ。
もちろん、書いている内容には稚拙で無様なものもあるが、それでも、こと『吐き出す』ということで言えば、私にとっては意義のある行為。私は、1万文字くらいの相手への文句を書き綴ることがあるが、結局それを後で見なおすときに、
(ここまでは言わなくてもいいか)
と、ちょっとスッキリする自分がいたことを何度も確認している。まさに、コルネイユ、瀬戸内寂聴、リュボミアスキー、各学者たちの、言っていることを全身で理解しているのである。内容の質は関係ない。こと、『吐き出す』ことで言えば、私はそのことを強く推進する。毒素を自分の中に溜めてしまい、毒に侵されてしまうよりはいい。
人を気遣いすぎて言いたいことを言えない、という『優しい人』を演じるのはいいが、自分が生きなければ、何代にもわたって命を繋いできた代々の先祖たちに、どう顔向けすればいいのか。
どれだけのドラマがあったと思うか。また、これからの自分の子孫に、どれだけのドラマがあると思うか。そう考えたら、『偽善者』だ。本当に『善い人』なら、命懸けで繋いだ自分の命や、これから自分が繋いでいく子孫の命の為に、時に、激しくその命を燃やして抗わなければならない場面がある。その為に、『吐き出す』ことは、肯定される。生きることを念頭に置かなければならない。そうでなくたって、どうせ死ぬんだから。
経営の神、松下幸之助は言った。
『一切のものには寿命があると知ったうえで、寿命に達するその瞬間までは、お互いがそこに全精神を打ち込んでゆく。そういう姿から、大きな安心感というか、おおらかな人生が開けるのではないかと思う。』
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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