考察
『無限スパイラル』
そういう言葉を聞いたときにイメージできる感覚は、まるで、一生抜けることの出来ないらせん階段を、ぐるぐるぐるぐる回り続ける、そういうものである。
井戸の水は、汲めば汲むほどきれいな水が出てくるわけではない。
むしろ、最初の水の方が綺麗だ。下に行けば行くほど、井戸の底の汚れが付着している。
例えば、モンテーニュは、
と言って『生きながらえる人生』について警鐘を鳴らしたが、しかし、万に一つ目の前の事故現場から命からがら人を助けたとしても、まさにその瞬間に遠く異国で亡くなっている子供の命は、救えない。
一体どうすればいいのか。それは、考えれば考えるほど、無限スパイラルにはまっていく。
だからといって『死』を選択する?
どうやらそれも賢明な選択肢とは言えないようだ。
例えば仏教の開祖、ブッダは、
と言っている。最初から自分たち人間は、無知で無力なのだと悟ること。これが人間に与えられた分なのである。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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エンゼ『人間はまだ十分に幸福ではなかったからこそ死を恐れるのである。最高の幸福に恵まれれば、すぐに死にたいと思う。』 小林多喜二『闇があるから光がある。そして闇から出てきた人こそ、一番本当に光の有難さが分かるんだ。』 神谷正太郎『日本に帰ってどのような人生を切り開いていけるのか。まったく目途は無かったが、独り者の身軽さも手伝って『何とかなるさ』と楽観しながら、久しぶりの船旅を楽しんだ。』