矢沢永吉は言った。
『30代のチケットを手に入れられる奴は、20代死に物狂いで頑張った奴だけだ!』
あるいはこうも言った。
その通りではないか。キリギリスがアリの家を訪ね、カメがウサギに勝ったように、食う、寝る、遊ぶに支配されることは『悔い』を残す。
しかし、彼らの気持ちを私は痛いほどよくわかる。彼らの人生は刹那的であり、建設的ではない。なぜなら、『建設できない』のだ。『基礎・土台』がしっかりしていないから。
それは、『環境』である。往々にして『家庭環境』である。
もちろん、言い訳にはならない。だがしかし、一辺倒に切り捨ててはならない。刹那的に生きる彼らにもまた、理由があるのだ。しかしそれでも、この真理が覆ることもない。
30代、40代に最高のバトンタッチをする為に、20代、30代は、一年一年、どういうリレーを走って見せるか。年始や誕生日にでもそのことについて考えてみるといいだろう。人それぞれ、走っている環境は違う。だが、逆境にいるなら、そこを走ることは、むしろ誇りではないか。
逆境を走りぬいた人間は、平坦な道を歩いた人間に圧倒的な実力の差をつける。そう考えると、血沸き肉躍るではないか。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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