名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
『怜悧(れいり)』とは、利口、賢い、という意味。
道教の創案者、老子は、
と言ったが、
知者は、多くを語らない。口数の多い人は、実はあまり物を知らない。
こんな風なイメージは、想像にた易いことである。
何しろ、喋れば喋るほど、状況が相手にとって有利になる。相手にばかり情報が集まって、こちらには集まらないからである。だが、これを更に深く潜って上級的に考えてみよう。
『閉じたる口』
もちろんこの山本五十六の場合であれば、寡黙で、無駄口を叩かないという方向だが、これは、こういう風に解釈することもできる。
『こちらの本質を一切相手に伝えない。』
つまり、『本質以外の事は喋っていい』のだ。『これ』を逆手にとって利用したのが『レッドクリフ(赤壁の戦い)』のある一コマにおける、天才軍師、周瑜だ。曹操軍の遣いが、旧友である周瑜に近づき、情報を盗もうと企んだ。
周瑜は、久しぶりの旧友との再会に喜んだフリをして、酒を飲み、酔っ払い、偽の情報をさも『機密情報』かのように仕立て上げ、酔いつぶれてやむを得ず盗まれてしまった、
という状況を故意に作り上げた。
『メタの世界』を操ったのである。
つまり、周瑜は相手にべらべらとしゃべったが、その内容は、本質とは真逆の実態だった。『偽の情報』だったのだ。山本五十六の言葉は、こういう風な見解を持つこともできるのだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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