名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
『人は真剣になると、自然に口数が少なるなるものだ。多人数、集まったところでも、真剣の気、漲るときは、満堂寂として、人のざわめきさえもなくなる。国の中でも同じこと、報道など、静かに真相を伝えれば、それで十分だ。太鼓をたたいて浮き立たせる必要はない。公報や報道は絶対に嘘を云ってはならぬ。嘘を云う様になったら、戦争は必ず敗ける。』
『浮つくな』ということだ。『勝って兜の緒を締めよ』ということ。勝って奢らず、負けて腐らず、ということなのだ。
アリストテレスは言う。
そして、渋沢栄一は名著『論語と算盤』で『得意時代と失意時代』という概念について書いている。
およそ人の禍は、多くは得意時代に萌すもので、得意の時は誰しも調子に乗るという傾向があるから、禍害はこの欠陥に食い入るのである。ならば、得意の時だからといって気をゆるさず、失意の時だからとて落胆せず、平常心を保つことを意識することが重要である。
つまり、『得意時代』、調子に乗って浮つくその瞬間から、腐敗は始まっている。
ふわふわとつま先立ちで背伸びして浮つくことは、『この弱点(つま先)を足払いすりゃすぐ転びますよ。やってごらんなさい。』と相手を挑発しているようなものだ。
『相手』とは、『不運』である。不運を敵に回す暇があれば、幸運を味方につける気運を呼び込むべし。その方法は、ヘラヘラと浮つき、浅薄なお喋りをすることではない。お喋りをするにしても、そこに真剣さがあるのなら、油断も隙も生まれないだろう。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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