名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
『経営者は、バランスの取れた人間性を持たなければならない。ただし、それは、中庸という意味ではない。ひとつの人格の中に、相反する両極端をあわせ持ち、局面によって正常に使い分けれられる者こそが、バランスのとれた経営者なのだ。』
『中庸(ちゅうよう)』ということは、偏りが無いということだ。どちらにも偏っていない。さしずめ、中立的な立場ということである。しかし多くの人間をまとめるリーダーたる人物が、この中立的な立場を取ることは、いささか無責任である。全ての社員が、一つも誤った判断をしない天才なのであればともかく、そうではなく、部下には上司が道を指し示さなければならないわけで、そうして『責任が発生』したときに、中立的な立場で何もしないというのは、あまり『リーダー(指導者)』とは呼べない。
特に、経営者ということになると、当然『お金』が動いているわけで、それは往々にして、その運営する企業の製品やサービスを買う、『客』のお金である。だとしたら、その『客』と『失敗した部下』がいる中に挟まれて、『まあまあ。』と中立的な立場を取り、一人だけ達観した仙人のような態度を取り、おとがめなしとして、その場を受け流そうとするのは、単なる責任転嫁であり、無責任な人間の取る態度である。優しくなければ生きる資格はないが、厳しくなければ、生きていけないのだ。それは、人も企業も、同じことである。
山本五十六は言った。
意識するべきなのは、『内外の寛厳のギャップ』だ。内へは厳格に、外へは寛大に。人の上に立ち、指導をするというのなら、その両面を備え持っていなければならない。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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