名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
真理は存在しないが、認識できる。この考え方が、人間には理解しづらいので、私も幼少の頃はよく悩まされたものである。なにしろ、『存在するもの以外を認識する』となると、幽霊やお化け、霊やなんやといった、オカルト的なことも信用しなければならなくなり、いや、そうするとどうしてもそこに垣間見える『胡散臭さ』を、見て見ぬフリをすることが出来なかったのだ。
別にそれを楽しむことは良いが、それを『信用する』となると、馬鹿に成り下がったような、洗脳された痛い人のような、そういう方向に流れることが間違いなさそうで、だとしたら、『存在しないものを認識する』ということは、やってはいけないことなのではないかと、考えたものである。
だから別に、聖書の知恵の書に、
とあっても、何一つ心は動かされなかった。
(だからといって何でキリストをイエス様と呼んで、手を組んで祈って、お願いしなきゃならねえんだよ)
という考えが頭をよぎるのだ。どうしても。クリスチャンの親の下に生まれた人間として、そういう葛藤が10数年常に続けられたことを考えると、私は人一倍このことについて考えた方である。更に人生を進めると、『死んだ人の余韻が、その物や部屋に残る』とか、『酸素』、『ダークマター』とか、本当に目に見えないけど、存在しているものがあることを知る。
そして、『自分本位』という概念を知った時、『人間本位』という概念も考えられるのではないかと自問し、生物多様性、環境破壊、エゴとエコ、エコロジカルフットプリント、害虫が『害』である理由、乱立する宗教、止まない戦争、収まらない格差、貧困、差別、治まらない犯罪、人間の罪。こういうテーマについて、まず『違和感』を覚えだし、(もしかしたら人間本位になっているのではないか?)という疑問が、頭をよぎる様になるそもそもなぜ、人間が理解できる、ということだけが、この世のすべてだと思ったのか。
例えば『あみだくじ』のように、
自分が選んだ選択肢が、どこかへ繋がっている。これを、70億人が一斉にやる。しかもそれは、現存する人間だけではなく、過去、未来も含めた全ての人間と、しかも動物や昆虫もそうで、更には、自然の揺らめきや、流動する波といった『要素』も関係してくるわけで、だとしたら、『結果』は、もちろん天文学的数字のパターンになるが、しかし、その『結果』に自分は加担しているわけで、
と言って、いくら善い人を演じていても、実は、『加担している』。どこかで自分が、何らかの要素を捻出してそれを他に結合させていれば、それが『結果』に響いたわけで、だとしたら、目の前で広がっている『争いという結果』は、自分が原因だと考えることも出来るはずだ。それなのに、『目に見えている事実、目の前に広がっている事実』を短絡的に見て、解釈し、そしてそれに『意識として加担』していなければ、そこに自分の責任はないと考えてしまう。その考え方は実に『自分本位』であり、『人間本位』だ。それよりも、
(地球で起こったことは、全て自分の責任だ。)
と言い切る人間の方が、高潔であり、『真理』に近い印象があるのである。『真理』というものを語る時には、そこにもちろん『人間のエゴ』が介入していてはいけない。そうじゃないと、『すべてを見えるようにする』ということにはならない。すでに、『人間のエゴという色眼鏡で見てしまっている』故に、『真実が歪められてしまっている』のである。冒頭に書いたように、お化け、幽霊、占い等といった概念は、『人間が見た、考えた概念』であり、だとするとその蓋然性は低い。そうではなく、まるで、『太陽』の様に、一切の森羅万象を差別することなく、公明正大に照らす。それこそが『真理』なのである。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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